【金鯱賞】ウインバリアシオン、エアソミュールら有力馬最終追い

12月6日に中京競馬場で開催される金鯱賞（GII、芝2000m）に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

宝塚記念以来となるウインバリアシオンは栗東坂路で1000万下馬をアオり、2馬身の先着を果たした。重苦しさはなく、気配は上々だ。屈腱炎による休養明けになるが、1週前追いではトラック調教で一杯まで追われるなど脚元の不安も払拭されたと見ていい。

前走毎日王冠で重賞2勝目を挙げたエアソミュールは武豊騎手を背に栗東坂路を単走。折り合い専念で進み、終いだけスッと促されるとスムーズに伸びた。課題の気性面に進境を感じさせる内容で、ひと息入ったがいい状態でレースに臨めそうだ、

前走天皇賞・秋では8着だったサトノノブレスは池添騎手を背に栗東ウッドでトーセンスターダムらを相手に3頭併せ。最後方から直線ではインに潜り込むと、追い比べから手応え良く抜け出しそれぞれに先着を果たした。調子の変動が少ないタイプではあるが、それを差し引いても好調さを強調できる状態だ。

京都大賞典を勝ったラストインパクトは栗東ウッドで終い重点に追われ、ラスト1ハロンを11秒7（一杯）と抜群の切れ味を披露した。1週前には僚馬ハープスターをアオっており、やや間隔はあいているが緩んだ雰囲気は皆無だ。

昨年このレースで2着だったラブリーデイは、栗東坂路を単走し4F53秒5-1F13秒3（一杯）をマーク。仕掛けられての機敏さは前走時より確実に上向いており、ひと叩きされての前進は見込んでいいだろう。

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