【ステイヤーズS】デスペラード、クリールカイザーら有力馬最終追い

12月6日に中山競馬場で開催されるステイヤーズS（GII、芝3600m）に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

昨年このレースを制したデスペラードは栗東ポリトラックコースで小林騎手（レースは横山典騎手）を背に単走。終始馬なりだったが気迫満点で、抜群の行きっぷりを見せると終いまで集中して走り抜けた。中間は馬なり調教のみだが休み明けを2回使われたことで、グングン気配は上昇しており絶好の状態に仕上がっているようだ。

前走アルゼンチン共和国杯で2着だったクリールカイザーは美浦ウッドで準オープン馬を追走。相手は稽古駆けするタイプで、馬場の影響はあったにせよ脚色では見劣りラスト1ハロンは14秒3と要してしまった。ギリギリ好調維持といったところか。

春の天皇賞で僅差3着の実績があるホッコーブレーヴは原田騎手（レースは田辺騎手）を背に美浦Dコースで3頭併せを行った。最後方から2頭を追い、ジワジワと差を詰めると直線で2頭の間に割って入る。ゴール前での仕掛けにはすんなり抜け出し、最先着を果たしてみせた。1週前追いではやや気迫不足を感じさせたが、ここへ来てグンと良化を果たした印象。上昇度は大きく、巻き返し可能な雰囲気だ。

前走比叡Sを快勝し、今回が昇級初戦となるスズカデヴィアスは藤岡佑騎手を背に栗東坂路で単走。終いだけ重点の内容だったが素軽い伸びを見せた。休みなく走っているが一連の好調はしっかりキープできているようだ。

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