【地方競馬トピックス】トロワボヌールに初重賞制覇のチャンス

■12月3日、船橋競馬場で牝馬の交流重賞・クイーン（JpnIII、ダ1800m）が開催される。地方、中央から14頭が参戦。

トロワボヌール（牝4、美浦・畠山）は前走JBCレディスクラシックが初ダート重賞挑戦で、地方でのレースも初めてだった。しかし戸惑いを見せずサンビスタ、ワイルドフラッパーの2強に割って入っての2着。それまでダート戦では連を外していなかったが、交流GIでも壁を感じることなく連対続行を果たした。大一番の後だがウッドでしっかり負荷をかけられており、いい状態は維持できているよう。参戦予定だったサンビスタはチャンピオンズCに向かったこともあり、トロワボヌールの初タイトル獲得濃厚。トロワボヌールの前に大きく立ちはだかってきそうなのが、昨年このレースを制したアクティビューティ（牝7、栗東・柴田光）だ。JBCでトロワボヌールと直対しており0秒5差、上がり3ハロンは1秒0（トロワボヌールが36秒3、アクティビューティは37秒3）の差をつけられはしたが、船橋コースの経験はこちらが上。内田騎手への手替わりが刺激となり、積極的なレース運びから新鋭の台頭を封じるシーンがあっても。地方馬では2012年に羽田盃で2着、東京ダービーでは3着するなど、牡馬相手の健闘が印象的なエミーズパラダイス（牝5、船橋・川島一）が最有力か。今期は振るわない走りが続いていたが、前走で久々の馬券圏内入りの2着と復調気配を見せている。3カ月ぶりを叩かれ順当に上積みはありそうだし、ハンデ52キロも恵まれた印象だ。

■国際騎手招待競走「第28回ワールドスーパージョッキーズシリーズ（WSJS）」が11月29日、30日の2日間にわたってJRAの東京競馬場で開催され、地方競馬代表として出場した赤岡修次騎手（37、高知、工藤英）は合計28ポイント（2着、13着、12着、4着）で総合6位だった。

■12月11日、通算勝利数2000勝以上を誇る騎手が腕を競う「第23回ゴールデンジョッキーカップ」が園田競馬場で開催される。このゴールデンジョッキーカップはファイティングジョッキー賞、エキサイティングジョッキー賞、チャンピオンジョッキー賞の3個レースを戦い、ポイント制で総合優勝を争うもの。通算2000勝以上の現役騎手から選考された、今回の参戦騎手は以下の12名（騎手名、所属、日本国内通算勝利数）。

戸崎 圭太 JRA（美浦） 2704
岩田　康誠 JRA（栗東） 4281
内田　博幸 JRA（美浦） 4052
村上　忍 岩手 2396
的場　文男 大井 6666
向山　牧 笠松 3017
岡部　誠 愛知 2891
赤岡　修次 高知 2682
山口　勲 佐賀 3442
田中　学 兵庫 2973
木村　健 兵庫 3042
川原　正一 兵庫 4732


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