おしらせ
【今週の重賞】[アーリントンC]“世界のYAHAGI”が送り出すキングエルメスに注目
■4月16日、阪神競馬場で第31回アーリントンC(GIII、芝1600m)が開催される。NHKマイルCのトライアル競走として実施され、3着馬までに同競走への優先出走権が与えられる。
キングエルメス(牡3、栗東・矢作)は京王杯2歳Sを制した重賞ウィナー。その後骨折が判明したため休養を挟み、今回が復帰戦となる。管理する矢作師は先日のドバイミーティングでドバイターフ(パンサラッサ)、ゴドルフィンマイル(バスラットレオン)を制するなど絶好調。この2頭と同じ矢作師&広尾レースというタッグが送り出すキングエルメスにも当然注目が集まるところだ。メンバー唯一の重賞勝ち馬とあって、復帰戦とはいえここは結果が求められる。
ダノンスコーピオン(牡3、栗東・安田隆)は朝日杯FSの3着馬。萩Sでは後にホープフルSを制するキラーアビリティを下しており、世代トップクラスの脚力の持ち主と言える。前走の共同通信杯では7着と大敗してしまったが、これは初めてとなる関東への輸送が堪えたか。また前走後いったんは春全休という方針が伝えられたように、今回も引き続き体調面がカギになるだろう。とはいえコンディションさえマトモならアッサリ突き抜けても何ら驚けない。
タイセイディバイン(牡3、栗東・高野)は初めての1400m戦となった前走ファルコンSで13番人気ながら2着と好走。それまでは京成杯10着など中距離路線でいまひとつ伸び悩んでいただけに一気の距離短縮が功を奏した形だ。ルーラーシップ×ダンスインザダークという重厚な血統ながら短距離に適性を示したのは祖母ロンドンブリッジ(桜花賞2着)の影響が強いのだろう。前走で新境地を開拓した良血馬が勢いに乗って重賞初制覇を狙う。
カワキタレブリー(牡3、栗東・杉山佳)はデイリー杯2歳Sの3着馬。後にファルコンSを制すプルパレイやフラワーCを制すスタニングローズに先着しており、一定の脚力を示した内容だった。久々の自己条件となった前走の白梅賞ではスローな流れを2番手から抜け出す安定した取り口で勝利。混戦ムードの今回はこの馬の経験値が活きてきそうだ。
ジュンブロッサム(牡3、栗東・友道)は共同通信杯4着馬。前走のアルメリア賞では単勝1.4倍の圧倒的1番人気に支持されながら2着に敗れてしまったが、相手は後に毎日杯を制したピースオブエイト。今考えれば相手が悪かった感もある。芝の中長距離を得意とする友道厩舎が3歳春でマイルを試すのは珍しいパターン。しかしながらマイルCS南部杯を制したゴールドティアラを祖母に持つ血統背景を考えると、この距離短縮がハマる可能性も十分だ。
その他にもスプリングSで5着と健闘したリオンディーズ産駒ディオ(牡3、栗東・辻野)、阪神芝マイルで3戦2勝のコース巧者トゥードジボン(牡3、栗東・四位)、きさらぎ賞で1番人気に支持されたシルバーステート産駒ストロングウィル(牡3、栗東・橋口)など伏兵候補も多数出走。NHKマイルCへの切符をかけたアツいレースになりそうだ。
(Text:Hiraishi)
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