UMAJIN.net

おしらせ

【今週の重賞】[中山GJ]王者オジュウチョウサンがJ・GI9勝目を狙う

■4月16日、中山競馬場で第24回・中山グランドジャンプ(J・GI、芝4250m)が行われる。かつてはカラジ(豪)やブラックステアマウンテン(愛)といった海外馬が参戦していたように「国際招待」として世界のジャンパーが集結していたものの、13年にブラックステアマウンテンが勝利した以降は1頭も来日せず、今年も予備登録を行っていたアイルランドの2騎が出走を取りやめている。また、暮れの大一番・中山大障害から約4カ月という短いスパンで行われる春の障害王決定戦ということもあり、近年は10頭前後と少数頭での戦いが続いている。ただし、中山大障害での着順がそのまま当レースの結果として反映されるわけではなく、前哨戦で善戦した伏兵馬も台頭している点は注意したい。

今年も高い支持を集めそうなのが、オジュウチョウサン(牡11、美浦・和田郎)だ。4年ぶりの参戦となった昨年末の中山大障害で復活勝利を挙げた同馬。一度は引退も囁かれたものの今シーズンも現役を続行する形となり、先月行われた前哨戦の阪神スプリングJに出走。終始タガノエスプレッソやレオビヨンドらにマークされる厳しい展開のなかでも安定した飛越で僅差の3着に健闘し、11歳馬とは思えない闘志とスタミナをみせてくれた。昨年の本レースでは前半スローという展開のなか、道中絡まれながらの追走となったことで道中は力みっぱなし。その影響もあってか飛越のリズムが悪くなり、バランスをとれなかったことで最後はスタミナ切れとなってしまった。とはいえ今年のメンバーは4分40秒台のハイペースで飛ばせるジャンパーもおらず、展開的にもプレッシャーを受けない位置で競馬ができそうなだけに巻き返しは必至だろう。

ブラゾンダムール(牡7、栗東・松永幹)も有力候補の一頭。障害OP入り後低迷が続いていたものの、昨年末の中山大障害で10番人気ながら2着に激走し高配当の使者となった。中山コースでは【1.2.1.1】と崩れておらず、大竹柵と大生垣の飛越に安定感がある。今回もペースが上がって末脚勝負になれば、逆転の目は十分ありうる。

巻き返しを狙うのはケンホファヴァルト(牡9、栗東・森)も同じ。こちらは障害OP入り後【1.2.1.0】と屈指の安定感を誇る。昨年11月の京都ジャンプSで重賞初制覇を果たしたが、年末の中山大障害はスルーしここに照準を合わせてきた。どのポジションでも自在に立ち回れる競馬センスを持ち合わせているが、障害馬としては小柄な480キロ前後の馬体重のうえ、爪に不安を抱えているだけに強めに追えないことがネック。現状、J・GIのタイトルまであと一歩のところまで来ているが、中間の調整と当日の馬体重が鍵を握りそうだ。

また、新興勢力となりそうなマイサンシャイン(牡6、栗東・五十嵐)からも目が離せない。障害転向後、掲示板を外したことがない堅実派で、ペガサスジャンプSでも3着に好走。2着馬が中山大障害2着のブラゾンダムールだったことを考えるとJ・GIのここでも力は通用するはずだ。逃げの戦法に良績が集まっているが、前走の内容を見ると後方からでも差し脚を伸ばせており、前走以上にハイペースとなれば馬券内への突入も可能だ。

ほかにも、J・GIで3着の実績があるマイネルプロンプト(セ10、栗東・坂口)、昨年のペガサスジャンプSを快勝したマイネルレオーネ(牡10、栗東・清水久)、今年のペガサスジャンプSの勝ち馬・ビレッジイーグル(牡5、美浦・竹内)など、気になる惑星が多数参戦。例年に比べて小粒なメンバーなので、展開ひとつで望外の大穴が飛び出すかもしれない。

(Text:nishidate)

▽【関連リンク】
■【先週の結果】達人・田原基成氏が日曜阪神で大暴れ!「桜花賞」3連複1万1740円的中!&「忘れな草賞」3連単2万5460円的中!

■【Weekly POG2021⇒2022】新ステージ開幕! 3歳戦を予想してオリジナルQUOカードをゲットしよう! 先週の結果公開中!

■【重要】登録ができない、メールが届かない会員様へ

おしらせ一覧

PAGE TOP