【地方競馬トピックス】ニホンピロアワーズ復権Vなるか　名古屋グランプリ

■12月23日、名古屋競馬場で交流重賞・名古屋グランプリ（JpnII、ダ2500m）が開催される。地方、中央から11頭が参戦。

中央GI勝ちのあるニホンピロアワーズ（牡7、栗東・大橋）が実績では頭ひとつ抜けた存在。2011年12月にこのレース、そして翌2012年3月には名古屋大賞典を制するなどコース相性は抜群なだけに、ここ2走が不振でも大きく巻き返してきそうだ。GI後だが、その前走は勝ち負けに加わることなく途中で馬がやめていた雰囲気があり、その分ダメージは少ない。実際攻めでは前走以上に動いており、上積みは大きそう。昨年このレースで2着だったトウショウフリーク（牡7、栗東・今野）は、前走武蔵野Sが骨折休養からの復帰戦。9着に終わったがオーバーペース気味で逃げた馬を追走、ラストでさすがに失速したものだし攻めもやや手緩かった。中間は坂路4Fで52秒1の好タイムを叩き出すなど、一度使われての上積みは絶大のようだし、距離も本来これぐらいがいいはず。上位食い込みは必至だろう。昨年このレースを制したシビルウォー（牡9、美浦・戸田）も、4カ月ぶりだった前走浦和記念（4着）を使われ、順当に上昇している。ここしばらく前めのポジションが取れていないあたりがどうかだが、この距離と頭数なら位置取りも楽になるはず。連覇の可能性は十分。

■12月24日、園田競馬場で交流重賞・兵庫ゴールドトロフィー（JpnIII、ダ1400m）が開催される。地方、中央から12頭が参戦。

精細を欠いた時期のあったタイセイレジェンド（牡7、栗東・矢作）だが、前走のJBCスプリントでは勝ち馬に0秒1差の3着に入り、実績馬が復調気配を見せている。ハンデ59キロがカギとなりそうだが、この斤量での好走はあり、大きな減点材料にはならない。コンスタントに使われており上積みは強調しづらいが、調教メニューは順調に消化できておりデキは安定しているようだ。中央勢がやや手薄な印象で地方勢にも十分チャンスがありそうだが、そのなかではジョーメテオ（牡8、浦和・小久保智）に注目か。展開待ちな脚質が仇で、地方に転籍してもなかなか勝機が巡ってこなかったが前走東海重賞の笠松グランプリでは早めに動き、勝ちに行く競馬で2着に4馬身差の快勝を収めている。先行馬が揃ったここはすんなり折りあって脚が溜められそうで、ひとまくりで連勝、というシーンがあってもいい。

■12月25日から始まる第15回大井競馬開催において、各種イベントやキャンペーンが予定されている。

○25日、26日は年内ラストとなるトゥインクル（ナイター）開催。25日にはカップルで来場の先着100組にお菓子入りのクリスマスブーツがプレゼントされる。また同日はオーナメントをあしらったツリーなど場内はクリスマスムードでデコレーションされるとのこと。26日は2014ラストトゥインクルステージを実施し、藤田恵美さん（元ル・クプル）が出演する。

○今開催期間中「TCKラーメンサミット2014」と題し、内馬場で話題のラーメン店8店舗が出店する。

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