[結果]【阪神C】8番人気リアルインパクトが大接戦を制し連覇！　

12月27日、阪神競馬場で開催された阪神C（GII、芝1400m）は、中団で待機していた8番人気リアルインパクト（牡6、美浦・堀）が、直線で脚を伸ばすとゴール前の接戦を制し昨年に続いての連覇を果たした。勝ちタイムは1分20秒7（良）で、鞍上はW.ビュイック騎手。ハナ差の2着は先行集団から渋太く脚を伸ばした3番人気コパノリチャード、2着からクビ差の3着には好位のインから伸びた5番人気ダイワマッジョーレが入線した。なお、1番人気に推されたミッキーアイルは道中2番手を追走したが直線で伸びを欠き7着、2番人気のロサギガンティアは中団後方から伸びないまま15着に終わっている。

配当は単勝1440円、馬連9230円、馬単1万9610円、3連複3万1640円、3連単21万3360円。

快速先行タイプが揃い、先陣争いが注目だったが好ダッシュからハナを奪ったのは11番人気のハクサンムーン。これをミッキーアイル、コパノリチャード、フォーエバーマークが追いかけ澱みのないペースでレースは進む。2番人気のロサギガンティアは中団後方で控えた。直線に入り脚色衰えたハクサンに代わってミッキーが先頭に踊り出るが、直線半ばで好位勢がドッと押し寄せあえなくミッキーは呑み込まれてしまう。台頭したのが道中6番手から馬場のいい外めを伸びてきたリアルインパクト、そして内めで伸びてきたのが3番手だったコパノリチャード。抜け出したこの2頭の追い比べとなり、更にそのインへダイワマッジョーレが突っ込んでくる大混戦となったが、これをわずかに制したリアルインパクトが最先着を果たしている。1番人気に支持されたミッキーアイルは向こう正面で折り合いを欠くような素振りを見せ、前走に続きハナを奪われた際の脆さを感じさせた。来期に向けての課題だろう。5回阪神の重賞はチャレンジCでトーセンスターダム、阪神JFでショウナンアデラ、朝日杯FSでダノンプラチナとディープインパクト産駒が席巻してきたが、オーラスとなるこのレースもファーストクロップであるリアルインパクトが連覇で制覇。最後まで“ディープ旋風”だった。

▽【リアルインパクト】
父ディープインパクト
母トキオリアリティー
母父Meadowlake
通算25戦4勝　うち重賞3勝

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