稀代の名牝ジェンティルドンナが抹消　ノーザンファームで繁殖入り

国内外でGIを通算7勝、2012年と2014年の年度代表馬に選出されたジェンティルドンナ（牝5、栗東・石坂）が昨年12月28日付けで競走馬登録を抹消、現役引退となったことがJRAから発表された（※年齢は抹消時のもの）。今後は北海道勇払郡安平町のノーザンファームで繁殖馬となる予定とのこと。

同馬は2011年11月にデビュー。デビュー3戦目、牡馬も相手だった翌2012年シンザン記念を勝って重賞を初制覇すると桜花賞、オークス、秋華賞を総なめにし史上4頭目の牝馬3冠を達成した。同年11月にはオルフェーヴルとの激闘の末にジャパンCを制し、同レース初となる3歳牝馬による勝利を収めている。古馬となってからは中距離路線でコンスタントに活躍し、2013年のジャパンCを勝ってこちらも同レース初となる連覇を達成。翌2014年春にはドバイシーマCを制覇、そして引退レースとして臨んだ暮れの有馬記念で驚きの勝負根性から勝利を収め、花道を飾っている。なお、初年度交配の相手はキングカメハメハが予定されている。記憶と記録の両方でインパクトある活躍を残した稀代の名牝が、どんな仔をターフに送り出すのか?

▽【ジェンティルドンナ】
父ディープインパクト
母ドナブリーニ
母父Bertolini
通算19戦10勝（うち海外で2戦1勝）　重賞9勝、GIは7勝

▽【関連リンク】
＜UMAJINニュース＞[結果]【有馬記念】有終の美飾った！4番人気ジェンティルドンナが驚異の勝負根性を見せ快勝（2014/12/28）
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