おしらせ
【地方競馬トピックス】年度代表馬はサミットストーン NARグランプリ2014発表
■地方競馬において昨年2014年に活躍した人馬を表彰する「NARグランプリ2014」の表彰馬、表彰者が決定し地方競馬全国協会(NAR)より、本日1月13日に発表された。
<表彰馬>
○「年度代表馬」には交流重賞・浦和記念(JpnII)を勝ち、同じく交流重賞で日本唯一の国際格付けを得ている東京大賞典(GI)でも地方馬最先着となる3着と健闘するなどの活躍を見せたサミットストーン(牡6、船橋・矢野義)が選出された。なお、同馬は「4歳以上最優秀牡馬」も併せて受賞している。
○「2歳最優秀牡馬」は交流重賞・兵庫ジュニアグランプリ(JpnII)を制したジャジャウマナラシ(牡2、浦和・小久保智)が受賞した。
○「2歳最優秀牝馬」は地方全国交流競走であるローレル賞(南関東SIII)と東京2歳優駿牝馬(南関東SI)を連勝したララベル(牝2、大井・荒山勝)が受賞した。
○「3歳最優秀牡馬」は南関東牡馬3冠のうち羽田盃と東京ダービー(いずれも南関東SI)を勝って2冠馬となり、ジャパンダートダービー(JpnI)でもハナ差の2着と健闘。“準3冠”と言える活躍を見せたハッピースプリント(牡3、大井・森下淳)が受賞。
○「3歳最優秀牝馬」は東海クイーンC(東海SPI)を勝ち、交流重賞・関東オークス(JpnII)で地方所属馬最先着となる2着と好走。「世代別牝馬重賞シリーズ」としてグランダムジャパン2014・3歳シーズンで総合優勝したトーコーニーケ(牝3、兵庫・吉行龍)が受賞した。
○「4歳以上最優秀牝馬」はサマーチャンピオン(JpnIII)で2着、かきつばた記念(JpnIII)で4着と、牡牝混合の交流重賞で健闘。また、東海桜花賞(東海SPI)など名古屋競馬で重賞3勝を挙げたピッチシフター(牝4、愛知・川西毅)が受賞。
○「ばんえい最優秀馬」は、ばんえい競馬最高峰のレースばんえい記念(ばんえいBGI)を制したインフィニティー(牡8歳、ばんえい・金田勇)が受賞した。
○「最優秀ターフ馬」は、地方所属馬としては2007年のハートオブクィーン以来となるJRA芝重賞・京成杯(GIII)を勝ったプレイアンドリアル(牡3、川崎・河津裕)が受賞した。同馬は昨年もこの賞に選出されており、2年連続の受賞となった。
○「ダートグレード競走特別賞」は、川崎記念(JpnI)、東京大賞典(GI)と地方競馬のGI級で2勝をあげたJRA所属のホッコータルマエ(牡5、栗東・西浦)が受賞。同馬も昨年この賞を受賞しており、2年連続の栄誉となった。
○「特別表彰馬」には、地方競馬と中央競馬の本格的な交流が始まった1995年にJRAの報知杯4歳牝馬特別(現在のフィリーズレビュー)を快勝、同年に地方所属馬として初めてJRAのクラシック競走に出走し(桜花賞で1番人気4着)、中央・地方交流の象徴的な存在となったライデンリーダー(2014年4月死没)と、GI級で5勝を挙げたアジュディミツオーら数々の名馬を地方競馬に送り出し2001年から2008年まで8年連続で地方競馬リーディングサイアーを獲得したアジュディケーティング(2014年に種牡馬引退)がそれぞれ受賞している。
※馬の年齢はすべて2014年時点のもの
<表彰者>
○「最優秀勝利回数調教師賞」は、235勝を挙げた雑賀正光師(61、高知)が4年連続4回目の受賞。「最優秀賞金収得調教師賞」は5億3千万円近い賞金を収得した小久保智師(43、浦和)が初受賞、「最優秀勝率調教師賞」は38.8%の勝率を残した川西毅師(42、愛知)2年ぶり3回目の受賞となった。なお「殊勲調教師賞」は、該当者なし。
○「最優秀勝利回数騎手賞」は、276勝の田中学騎手(41、兵庫・田中道)が初受賞。「最優秀賞金収得騎手賞」は、7億1千万円余りの賞金を収得した御神本訓史騎手(33、大井・三坂盛)が2年連続2回目の受賞。「最優秀勝率騎手賞」は、28.1%の勝率をマークした山口勲騎手(44、佐賀・東眞)が、2年連続2回目の受賞となった。「殊勲騎手賞」は、2013年4月から韓国のソウル競馬場で期間限定騎乗を行い、外国人騎手としては同地で初の年間100勝越えとなる101勝(679戦)を達成し、2014年ソウル競馬場の最優秀騎手に選出された倉兼育康騎手(39、高知・松下博)が受賞している。
○「優秀新人騎手賞」は、デビュー2年目ながら57勝をあげ北海道リーディング5位、重賞2勝などの活躍を見せた石川倭騎手(19、ホッカイドウ・米川昇)が受賞。なお、下の名前「倭」の読みは「やまと」。
○「優秀女性騎手賞」は、女性騎手トップとなる53勝を挙げた岩永千明騎手(32、佐賀・山下定)が初受賞。
○「ベストフェアプレイ賞」は、木村健騎手(39、兵庫・西川精)が、2年連続での受賞している。
○特別賞”には昨年地方競馬通算3000勝を達成した大河原和雄騎手(54、ばんえい・服部義)、木村健騎手、向山牧騎手(49、笠松・川嶋弘)の3名に加え、調教師としていずれも地方競馬最多記録となる重賞139勝、および総収得賞金89億9887万8000円など数々の記録を打ち立て、長年にわたって地方競馬を牽引する存在だった故・川島正行氏(2014年9月逝去)、またレーストラックアナウンサーとしてのキャリアが世界最長としてギネス世界記録に認定された吉田勝彦氏(そのだ・ひめじけいば実況アナウンサー)が、それぞれ選出された。
■1月28日、川崎競馬場で開催される川崎記念(Jpn、2100m)のJRA所属出走予定馬および、補欠馬が発表された。出走予定馬、補欠馬は以下の通り。
○JRA所属馬(出走枠5頭)
カゼノコ(牡4、栗東・野中)
コパノリッキー(牡5、栗東・村山)
ホッコータルマエ(牡6、栗東・西浦)
ムスカテール(牡7、栗東・友道)
ランフォルセ (牡9、美浦・萩原)
○JRA所属補欠馬(繰り上がり順位順)
ソロル(牡5、栗東・中竹)
イッシンドウタイ(牡6、美浦・伊藤圭)
マイネルバイカ (牡6、栗東・白井)
マイネルクロップ(牡5、栗東・飯田)
グラッツィア (牡7、栗東・角居)
■ダリル・ホランド騎手(42、英)が大井・藤田輝信厩舎の所属として南関東地区で期間限定騎乗を行うことが特別区競馬組合(東京シティ競馬)から発表された。期間は1月19日から3月31日まで。同騎手はファルブラヴでQE2世SやインターナショナルSを勝つなどイギリスを拠点に活躍。日本ではJRAの短期免許を取得しての騎乗経験があり1996年に毎日王冠をアヌスミラビリスで制しているが、地方競馬での騎乗は今回が初となる。
▽【関連リンク】
■イチオシ大予想TV「馬キュン!」 今週末は「日経新春杯」!です。
■【UMAJINアプリ】新バージョン現在配信中!