おしらせ
【今週の重賞】[天皇賞・春]リベンジ期すディープボンドの春盾奪取なるか
■5月1日、阪神競馬場で第165回・天皇賞・春(GI、芝3200m)が行われる。春の芝長距離ナンバーワンを決める戦いに今年は18頭がエントリーしている。なお、昨年に引き続き、京都競馬場が大規模な改修工事中のため、今年も阪神競馬場での開催となる。
上位人気に推されるのは、まずディープボンド(牡5、栗東・大久保)だろう。昨年の天皇賞・春で2着に好走し、果敢に凱旋門賞にも挑戦。海外帰りの有馬記念でも2着となるなど、古馬になって着実に力を付けてきた。圧倒的人気に推された今年初戦の阪神大賞典では、4角手前から外を回して進出すると、先に抜け出していたアイアンバローズをゴール手前でキッチリ交わす強い競馬で連覇を達成した。前走後は順調そのもの。昨年同様狙い澄ましたローテで、待望の盾奪取に挑む。
昨年の菊花賞で5馬身差の圧勝劇を演じたタイトルホルダー(牡4、美浦・栗田)も有力候補の一頭。有馬記念後に右後肢を痛めてしまったものの、当初の想定よりも早い回復が叶って日経賞に出走。その前走はスタートから先手を主張してレースを引っ張り、4角先頭で直線を迎えると後続馬の猛追を最後までしっかりと凌ぎ切った。阪神芝3000mの菊花賞を経験しているだけに、京都から阪神施行へと舞台が移った恩恵は大きい。強い4歳世代の菊花賞馬としてここは人気に応える走りを見せたいところ。
その「2強」に挑戦状を叩きつけるのが4連勝中の上がり馬テーオーロイヤル(牡4、栗東・岡田)だ。こちらは昨年の青葉賞で15番人気ながら4着に健闘したあと、1勝クラス、兵庫特別(2勝クラス)、尼崎S(3勝クラス)と2000m以上のレースで勝ち星を重ねてオープン入り。迎えた前走のダイヤモンドSでは好位追走から直線で早めに抜け出すと、そのまま後続を寄せ付けることなく完勝。余力十分の強い勝ち方で重賞タイトルを獲得した。伸び盛りの4歳馬で、長距離戦ではまだ底を見せていないだけに、一気のGI制覇があってもおかしくない。
また、展開のカギを握りそうなアイアンバローズ(牡5、栗東・上村)からも目が離せない。オープン入り後は12着、6着と凡走続きだったが、2着に逃げ粘った2走前のステイヤーズSでの脚質転換が功を奏し、前走の阪神大賞典でも先行策から直線早めに抜け出す強気な競馬を見せ、ディープボンドと互角の戦いを繰り広げた。今回同型が少なく、前走のようなスローペースで2-3番手を追走する形となれば馬券内への突入も可能だ。
ほかにも、ステイヤーズS3着、阪神大賞典3着と長距離重賞で堅実に駆けているシルヴァーソニック(牡6、栗東・池江)、中長距離重賞で安定した成績を残しているヒートオンビート(牡5、栗東・友道)、父譲りのスタミナを持つゴールドシップ産駒のマカオンドール(牡4、栗東・今野)など、気になる惑星が多数参戦。GI馬1頭、GI連対馬2頭と、例年に比べて小粒なメンバーなので、展開ひとつで望外の大穴が飛び出すかもしれない。
(Text:nishidate)
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