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【今週の重賞】[青葉賞]ダービーに向けてレヴァンジルが初重賞タイトルを狙う

■4月30日、東京競馬場で第29回・青葉賞(GII、芝2400m)が行われる。2着馬までにダービーの優先出走権が付与されるトライアル競走。94年から重賞競走となり、勝ち馬には後の年度代表馬となるゼンノロブロイやシンボリクリスエスなど錚々たる顔ぶれが揃うが、未だ本競走からダービー馬は誕生していない。今年こそ青葉賞組から初のダービー馬が生まれるか、非常に楽しみな一戦だ。

有力候補の一頭レヴァンジル(牡3、美浦・堀)はデビューして5戦全て3着以内と安定感のあるタイプ。2戦目の未勝利戦で2着馬との長い叩き合いとなったが、勝負根性を見せ勝ち上がった。3カ月の放牧後、1勝クラスに出走し弥生賞の覇者でありのちに皐月賞5着のアスクビクターモアにはクビ差で敗れるも、その後ゆりかもめ賞を完勝。続くすみれSでは初の関西輸送もクリアし、これまで同様に好スタートを切って2着に好走した。マークされる形になった分、2番手追走のポッドボレットに差し切りを許したが、3着には2馬身差をつけている点を踏まえれば負けて強しの内容だろう。スタートも上手く好位から競馬が出来るセンスの良さは魅力であり、重賞のここでも安定した走りを見せてくれそうだ。

未勝利勝ちを果たしたばかりだがダノンギャラクシー(牡3、美浦・国枝)も注目を集めそう。父はディープインパクトで、母系には全姉にデニムアンドルビー、伯母にトゥザヴィクトリーなどがいる良血馬。新馬では2着に敗れたが、勝ち馬は山吹賞を勝ったトーセンリョウで、直線で見せた末脚は素質を感じさせる走りだった。その後3カ月空けて挑んだ未勝利戦では、馬体重が18キロ増と余裕残しの状態ではあったが、上がり最速の33秒8を繰り出して勝利。レースレベルは違うが、前走で今回と同じ東京芝2400mの舞台を経験している点も大きな強みと言えるだろう。

2連勝中と勢いに乗るジャスティンスカイ(牡3、栗東・友道)も注目馬の1頭だ。新馬戦で、野路菊Sの勝ち馬ロンに離された2着だったが、続く札幌の未勝利戦で単勝1.7倍の圧倒的な支持に応えて2馬身差の快勝。その後5カ月半の休養を挟み、フリージア賞で復帰。好スタートから2番手を追走し、早めに抜け出し連勝を果たした。キタサンブラック産駒らしく500キロを超える雄大な馬体の持ち主で、長休明けを叩いた今回、上積みも見込めそうで楽しみ。

同じく2連勝中のロードレゼル(牡3、栗東・中内田)は、1勝クラスの水仙賞に勝利し、重賞へ駒を進めてきた。父はディープインパクト、母はフラワーC勝ちのエンジェルフェイス、伯母にはクイーンS勝ちのキャトルフィーユなどがいる良血馬。新馬戦は2着に敗れたが、続く未勝利で1馬身差の完勝。3カ月のリフレッシュを挟み挑んだ水仙賞では、スローペースにも折り合い、早めに先頭に出た2着馬オウケンボルトを猛追しゴール前できっちり交わした。調教も栗東のCWコースで一杯に追い、年長馬相手に先着し好時計をマークするなど順調で3連勝に期待がかかる。

ほか、スプリングS9着からの巻き返しを狙うオウケンボルト(牡3、美浦・土田)、前走中山の1勝クラスで鮮やかに差し切って勝利したエターナルビクトリ(牡3、栗東・小崎)、ゆきやなぎ賞2着のディライトバローズ(牡3、栗東・杉山晴)などが参戦予定。どの馬が勝ってもおかしくない混戦の中、ダービーの出走権を得るのはどの馬になるのか必見だ。

(Text:Nakai)

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