【地方競馬】明日20日、大井競馬場でダートグレード競走・東京スプリント　リュウノユキナ、サクセスエナジーなど13頭が参戦

4月20日、大井競馬場でダートグレード競走・東京スプリントが開催される。1着賞金は2700万円。枠順、発走時刻は以下の通り。

■大井11R・東京スプリント（JpnIII、ダ1200m）　20時10分発走

1枠1番　サクセスエナジー（牡8、栗東・北出）　和田竜

2枠2番　リュウノユキナ　（牡7、美浦・小野）　横山武

3枠3番　ヴァルラーム　　（牡6、大井・上杉昌）町田直

4枠4番　ピンシャン　　　（牡5、栗東・森）　　川田
4枠5番　シャマル　　　　（牡4、栗東・松下）　川須

5枠6番　ルーチェドーロ　（牡4、川崎・池田孝）御神本
5枠7番　ヒロシゲゴールド（牡7、栗東・北出）　武豊

6枠8番　ナガタブラック　（牡6、川崎・岩本洋）伊藤裕
6枠9番　カプリフレイバー（牡5、船橋・稲益貴）真島大

7枠10番 ギシギシ　　　　（牡4、大井・栗田裕）矢野貴
7枠11番 ヒカリオーソ　　（牡6、川崎・岩本洋）古岡勇

8枠12番 ハートプレイス　（牡4、大井・佐宗応）今野忠
8枠13番 ワールドリング　（牡4、船橋・張田京）張田昴

前回王者リュウノユキナ（牡7、美浦・小野）が今年も参戦する。昨年のこのレースでは、前年にJBCスプリントを制したサブノジュニアを退けてダートグレード競走初勝利。その後もクラスターC制覇などダート短距離路線で着実に実績を残してきた。昨年3着を外したのは1400mだったJBCスプリントのみ。ダ1200mなら10戦連続で2着を外していないというのは驚異の安定感だ。スプリント路線の実力馬が連覇に挑む。

ピンシャン（牡5、栗東・森）は常にハナを譲らない快速の逃げ馬。今回は久々の1200mとなるがこれまでに見せてきたテンのスピードがあれば十分にハナを切れるはずだ。アメリカンな血統どおり逃げてどこまで粘れるかというレーススタイルが持ち味。同じスパイツタウンの産駒ではマテラスカイが短距離DG競走で2勝を挙げている。黒船賞の取り消し明けにはなるものの、自分の形に持ち込めば見せ場以上がありそうだ。

シャマル（牡4、栗東・松下）はこの路線の新星候補。昨年3月のデビュー戦こそ12着と大敗してしまったが、休養を挟んで立て直した2戦目以降、ほぼノンストップでOPクラスまで駆け上がった。特に圧巻だったのが前走なにわSのパフォーマンス。逃げ馬を見る位置でレースを進めると余裕の手応えで最後は2着馬を5馬身ブッちぎった。未知の魅力はメンバー随一。初めての重賞でいきなりタイトルをゲットしても驚けない。

2頭出しの栗東・北出厩舎。1本目の矢サクセスエナジー（牡8、栗東・北出）は昨年10月の東京盃でリュウノユキナを下し、ダートグレード競走6勝目を飾った実力馬だ。実績とツボにはまったときの破壊力はこのメンバーでもトップクラス。一方で、外めをスムーズに回した時に力を発揮できるタイプであるため、今回の最内枠は乗り方が難しくなりそうな印象も。久々にコンビを組む和田竜騎手がどう導くか注目したい。

北出厩舎が送り出すもう1本の矢はヒロシゲゴールド（牡7、栗東・北出）。長らく重賞に手が届かなかった同馬だったが、昨年の北海道SCを制して嬉しいダートグレードのタイトルを手に入れると、秋のマイルCS南部杯では距離不安の声を跳ねのけ3着に好走。地力強化をアピールする1年だった。千葉Sを叩いてここに向かうのは去年と同じで、予定通りのローテーション。得意の良馬場ならチャンスはさらに広がりそうだ。

迎え撃つ地元・南関東勢からはルーチェドーロ（牡4、川崎・池田孝）に注目したい。南関東移籍後の2戦はいずれも強烈なパフォーマンスを見せてきた同馬。移籍初戦の船橋記念は道中馬群に全くついていけなかったものの、直線で1頭次元が違う脚を披露。結果は4着だったが、出走馬中最速となる上がり3F35秒4の末脚は見る者の度肝を抜いた。続くフジノウェーブ記念は一転して2番手から余裕しゃくしゃくの競馬。4角で逃げ馬に並びかけると後続をみるみる引き離し、最後は2着馬に3馬身半差をつけ圧勝した。今年に入って既に南関東重賞6勝と絶好調の御神本騎手を背に打倒JRA勢に燃える。

ワールドリング（牡4、船橋・張田京）は優駿スプリントを制した南関東4歳世代スプリント路線のトップホース。昨年の東京盃でも地方馬最先着となる5着に好走した。ここ2戦は楠賞4着、フジノウェーブ記念11着と崩れているがこれらはいずれも1400mのレース。ベストの1200mなら流れひとつで巻き返せるはずだ。

このほか3連勝中の上がり馬ギシギシ（牡4、大井・栗田裕）や昨年の優駿スプリント2着馬のハートプレイス（牡4、大井・佐宗応）、久々の1200m挑戦となる船橋記念2着馬カプリフレイバー（牡5、船橋・稲益貴）なども虎視眈々と上位進出を狙う。

（Text：Inoue）

【第33回 東京スプリント(JpnIII)】の調教追い切り動画　TCK 東京シティ競馬【公式】より

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