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【ダイヤモンドS】敵はハンデ58キロだけか フェイムゲーム

2月21日、東京競馬場ではハンデの長距離重賞、ダイヤモンドS(GIII、芝3400m)が行われる。

昨年このレースを制したフェイムゲームが連覇を狙ってエントリー。昨年秋には57キロを背負いGIIアルゼンチン共和国杯を制しており、いっそう力をつけていることは間違いない。前走AJCCでの12着が案外だったが、最後方からいわゆるどスローな流れを追いかける展開が向かなかったもの。休み明けはいつも行き脚がつかないタイプだけに、負けっぷりに不可解さはない。ちなみに昨年のAJCC3着はディセンバーSを叩かれての臨戦だった。今回は一度叩かれ中3週での参戦で、レースぶりもピリッとしてくるはず。中間のウッド調教で1000万下馬を弄んだ動きからも上昇に期待して良さそう。連覇へ視界よし。昨年から3キロ増加となる、ハンデ58キロの克服だけが課題だ。

ファタモルガーナは3600mの重賞ステイヤーズSで2着が2回。条件戦時代も2600m、2400mで勝ち鞍がありスタミナ勝負はドンと来いの馬だ。脚部不安があり1年以上の休みをとったが、復帰初戦の昨秋アイルランドTでエイシンヒカリに0秒6差の4着、続く前走がステイヤーズSで2度目となる2着で、能力になんらの陰りも感じられない。ひと息入っているが、1月下旬から坂路とプールを併用しじっくりと調整され、1週前追いで栗東坂路4F54秒3-1F12秒7(強め)をマーク。稽古でそれほど目立たないタイプのこの馬なりに、仕掛けられたラストでは気迫を前面に出しており間隔があいた影響はまったくなさそう。ハンデ56キロは手ごろだし、よほどスタートで置かれるようなことがなければ争覇圏確実。

5カ月ぶりの前走日経新春杯は、馬体重プラス20キロが示すように明らかに追い不足での出走だったアドマイヤフライトだが、見せ場たっぷりの3着と好走を果たしている。最後だけ伸びを欠いたあたりが久々を感じさせたが、一度使われたことで今度は粘りが違ってくるはず。久々好走の反動はなく1週前のウッド追いでは長めからスタートし、直線ぐいぐい追われる意欲的な調教メニューを消化できている。上積みは大。これまで唯一走った3000m級のレースが昨春の天皇賞で、そこでは11着に敗れたもののこれはさすがにGIで相手が強かった。折り合いにほとんど不安がないタイプだけに長距離適性は十分持ち合わせており、このデキとハンデ56キロなら上位は必至だろう。

タニノエポレットは昨年3000mのオープン特別・万葉Sを勝ち、このレースではフェイムゲームに0秒3差の3着。昨年春の天皇賞では0秒3差の5着に入っており3000m級でこそ、の馬だろう。前走白富士Sはしんがり14着に終わったが9カ月ぶりで、いかにも急仕上げでの出走。距離も2000mでのもので、度外視していいだろう。しかし、ひと叩きされての良化度合いは稽古の動きを見る限りスロー。1週前にビシッと気合いを入れられた効果で、最終追いでどこまで変わった姿を見せられるか。

1着?3着馬がエントリーしている今年の万葉S組では、これ以上ない騎乗に導かれた勝ち馬ステラウインド、50キロを利した2着馬シャンパーニュよりは、55キロを背負って3着だったニューダイナスティにまず食指が動く。それまでは2000m前後で使われてきた馬で、前走初の3000m級戦だったが、あっさり克服。いい意味でのスブさが出てきたことで、適性の軸足が長距離に移ってきた印象だ。中間にGI馬ベストウォーリアと互角の動きを披露できているように、叩き3戦目で状態は絶好。前走から据え置きのハンデ55キロもいい。

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