【阪急杯】3歳マイル王者復活へ！ミッキーアイル　

3月1日、阪神競馬場では1着馬に優先出走権も与えられる高松宮記念に向けての重要な前哨戦、阪急杯（GIII、芝1200m）が行われる。

昨年のNHKマイルの覇者ミッキーアイルが復活に燃える。近2走は1番人気に支持されるも不甲斐ないレースが続いているが、陣営は調教を坂路だけではなく、コース追いや併せ馬を取り込む工夫を行ってきた。ハミをトライアルビットに変更し、調教ではコントロールが効いた走りを披露できている。実戦での進境があれば巻き返し可能だろう。

レッドオーヴァルは昨年このレースで3着、GIでも3着に入っており実績面では上位の存在だ。京阪杯は極端な上がり勝負の展開に泣いたが、今回のメンバーならある程度ペースも速くなりそうで問題は無いだろう。1週前調教も新馬相手とはいえ余力たっぷりに先着しており一発があっても驚けない

昨年のマイルCSの勝ち馬ダノンシャークは、前走で念願のGI勝利と7歳馬ながら衰えはない。今回は久々のレースとなるが、帰厩後も入念に稽古を消化し、1週前の追い切りでは重馬場の栗東ウッドを力強く駆け抜け重苦しさは感じられなかった。斤量58キロで休み明けとなるがGI馬の力を見せる。

阪神コースは【5.5.1.5】と相性がいいオリービンは、昨年のポートアイランドS以降勝ち星から遠ざかっているが、前走の阪神Cではリアルインパクトから0秒3差の6着と復調ムードだ。中間も坂路コースで入念に乗り込まれ活気十分。今週から晴れてJRAの騎手となるC.ルメール騎手を鞍上に迎え、手綱捌きにも注目だ。

コパノリチャードは昨年このレースを勝ち、続く高松宮記念も快勝した。1週前追い切りでは格下馬相手とはいえ、栗東坂路で4F51秒9-1F12秒8の猛時計をマークしており何ら体調に不安はない。“コパノ”と言えば先週のフェブラリSをコパノッリッキーが勝利したが、その際に騎乗していた武豊騎手が今回も騎乗することから2週続けての勝利に期待がかかる。

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