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【フィリーズR】距離短縮は歓迎 ムーンエクスプレス

3月15日、阪神競馬場では3着馬までに優先出走権が与えられる桜花賞トライアル、フィリーズR(GII、芝1400m)が行われる。

先週のチューリップ賞では阪神JFの3着馬、2着馬がそれぞれ1着、3着に入線。2歳女王決定戦のレベルはやはり高かったと見るべきで、そこで0秒3差の4着だったムーンエクスプレスの力を信じて良さそう。その前走は大外18番枠から前目につけ、いったんは先頭に立つ見せ場十分の内容。ゴール前で差し馬がドッと押し寄せてきたなか、しっかり踏ん張っての4着確保で数字以上の強さが見て取れた。今回は3カ月ぶり、短期放牧明けとなるが併せ馬で追走同入を連発できているように、緩んだ雰囲気は皆無。桜の舞台進出には現状の持ち賞金では心許なく、陣営はここでの権利獲りへ抜かりのない調整で送り出してくるはずだ。2走前に1400mの500万特別をレコード勝ちしており、距離短縮も歓迎。

クイーンズリングは重賞初挑戦だが、かなり器は大きそう。新馬戦は脚力の違いを見せ付けるように先行から抜け出して勝利。2戦目では不利とされる中山マイルの大外枠スタートから、出負けしたこともあり中団に構えるレース運びとなったが、コースロスもなんのその、まくり気味に進出し外から実にスムーズに鋭く伸びて2着に2馬身差をつける快勝を収めた。勝ちっぷりもだが、時計自体も秀逸で重賞で勝ち負けできるレベルの馬であることは疑いようがない。中間は短期放牧でいったんリセットされ、帰厩後は順調に気配を上げてきている。M.デムーロ騎手が跨った1週前追いでは新馬相手とは言え、脚色圧倒で先着を果たした。あとひと追いで万全のデキとなってきそうだ。

ラッフォルツァートは前走の500万条件戦で2勝目をゲット。操縦性に優れており、序盤でいい位置を確保しラストでもしっかり伸びることができるのが持ち味で、ここまで常に崩れず走ってきた。2走前、3走前でそれぞれ接戦の末に負かされた相手(ティーエスクライ、コンテッサトゥーレ)がチューリップ賞で着外に沈んでしまったあたり、こなしてきたレースレベルに疑問符はつくが、器用さが求められる内回りのレースなだけに、ここもいい意味での“相手なり”の走りに期待してもいいだろう。ただしコンスタントに使われ続けており、状態面での上積みは望み薄か。直前の追い切りと当日の馬体重に注目したい。

14番人気という低評価ながらファンタジーSを制してアッと言わせたクールホタルビは、前走のGI阪神JFで1秒9差の14着と大敗を喫した。しかし3コーナーでのゴチャつきに巻き込まれた不利があり、直線は流しただけの内容。着順を額面通りに受け取るのは禁物だろう。その後放牧に出されたが、牧場でも緩めることなくじっくりと調整を施されたようで、帰厩後すぐに好時計を叩き出せている。新馬勝ちやファンタジーS勝ち時のようにスムーズに先行さえできれば、大逆襲の可能性は十分。

一昨年のティズトレメンダス(11番人気3着)、昨年のニホンピロアンバー(13番人気2着)とダートでの勝利経験馬が穴を開けるのがこのレースで、今年はダートで2勝を挙げているノーブルヴィーナスが激走馬候補か。前走はオープン特別・ジュニアCで0秒3差の5着(しかも中山マイルの大外スタートで)だから、芝適性もしっかり備えている。1週前追いでは年長馬を脚色で圧倒するなど仕上がりは上々。2カ月半ぶりを感じさせない状態にある。

抽選対象となる1勝馬ではテンダリーヴォイスが重賞フェアリーSで3着と、戦歴で目を惹く存在。その前走はノットフォーマルがマイペースで逃げ切ったレースだったが、直線では密集馬群をこじ開けるように伸び、馬券圏内を確保したという内容だった。上がりはメンバー最速だったし、スムーズならば勝ち負けは十二分にあったはず。中山のアネモネSとのダブル登録で、そちらに向かう公算が高いとされるがフィリーズRに出てきても上位争いはできるだろう。

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