【スプリングS】ダノンプラチナ、リアルスティールら有力馬最終追い

3月22日に中山競馬場で開催される皐月賞トライアルのスプリングS（GII、芝1800m）に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

GI朝日杯FSの勝ち馬ダノンプラチナは美浦ウッドコースで単走。終始馬なりで軽快にラスト1F12秒6で走り抜けた。1週前には蛯名騎手騎乗で併せ馬を行い、速い時計も出しており、久々となるがさっそく力を出せる状態に仕上がったと見ていい。

デビューから2連勝中のリアルスティールは福永騎手を背に栗東坂路で併せ馬。1馬身半先行する3歳500万条件馬を追走し、ラスト1Fで手綱が緩められると、一気に加速して僚馬を3馬身突き放してみせた。前走時より状態はさらに上昇して本番を迎えそう。

京成杯2着のブラックバゴは美浦ウッドコースで併せ馬。2馬身先行する古馬500万条件馬の後ろでじっくり折り合いに専念し、直線軽く仕掛けられると1馬身先着した。手応えを確かめる程度だったが、最後まで集中して走れていたのはいい状態を維持している証だろう。

京成杯の勝ち馬ベルーフは栗東ウッドコースで川田騎手を背に3頭併せを行い、3馬身先行する外コルサーレ(古馬1000下)中クイーンチャーム(新馬)の最内に入り一杯に追われると外コルサーレにクビ差先着した。帰厩後も順調に調整されているが、1週前には気の悪さを見せて格下馬に併走遅れ、最終追い切りでは馬場入りを嫌がる面を見せるなど体調自体は問題なさそうだが、気性面に課題が残る。

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