【マーチS】イッシンドウタイ、ソロルら有力馬最終追い

3月29日に中山競馬場で開催されるマーチS（GIII、ダ1800m）へ出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

3走前に中山ダート1800mのポルックスSを勝ち、2走前の交流GI川崎記念では5着に入るなど力をつけているイッシンドウタイは美浦Cコースで2秒近く先行した格下馬を追い、終い重点に仕掛けられると豪快な伸びを見せて同入に持ち込んだ。休みなく使い続けられているが、依然いい状態をキープできているようだ。

昨年このレースを制したソロルは栗東坂路で単走。終いだけ伸ばされるメニューで軽快な切れを披露し、4F54秒2-1F12秒8（強め）を計時した。1週前にはウッドで強い負荷を掛けられており中間は順調そのもの。休み明けを2回使われ、上昇一途だ。

師走S勝ち以来3カ月ぶりとなるマスクトヒーローは、美浦ウッドで3頭併せの最終追い。最後方から進み、直線では最内に潜り込むと抜群の手応えのまま2頭をパスし、それぞれに4馬身差をつけての最先着を果たしている。ここでの復帰を念頭に3月頭から入念に乗り込まれており、質・量ともに申し分ない調整過程で来ている。さっそく力をフルに出せそうな雰囲気だ。

久々の中央参戦となるランフォルセは丸山騎手を背に美浦坂路を単走で追われ、4F54秒5-1F13秒2（馬なり）をマーク。終いの伸びを確認する程度だったが、キビキビとした動きを見せ好調さをアピールした。年齢的に大きな上積みは見込めないものの、この馬なりにはいい状態を維持できていると見ていい。

今回が重賞初挑戦となるベルゲンクライは美浦ウッドで3歳未勝利馬を追い、同入に持ち込んでいる。ただし時計は5ハロンで73秒台と平凡なもの。中間も転厩馬ということもあり、手緩い内容に終始している感は否めない。デキはギリギリ平行線といったところか。

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