【マーチS】復調気配を見せるソロル　連覇に挑む

3月29日、中山競馬場ではマーチS（GIII、ダ1800m）が行われる。

ソロルは、昨年このレースを勝利後勝ち星に恵まれなかったが、前走アルデバランSではトップハンデ57.5キロを背負いながらも、勝ち馬から0秒4差3着と検討し、衰えはないと見ていいだろう。今まで坂路で調教されることが多かったが、今回から栗東ウッドコースに切り替え、長めからしっかりと負荷がかけられている。叩き3戦目で馬体は引き締まり連覇に向け態勢は万全だが、昨年の勝利時56キロからハンデが57.5キロになる点は踏ん張りどころだ。

前走師走Sを勝利したマスクトヒーローは、今回重賞初挑戦となるが、中山ダート1800ｍでは4勝を挙げておりコース適性は抜群。一気のメンバー強化、ハンデ57キロと課題は多く、どこまで克服できるかがカギとなりそう。1週前には美浦ウッドコースで古馬1000万下に同入と久々を感じさせない動きを披露しており、GI高松宮記念(サクラゴスペル)ではなくこちらに乗る横山典騎手が鞍上というのも怖い存在だ。

イッシンドウタイはこれまで重賞に3回挑戦し、まだ勝ち鞍はないものの、みやこSでは勝ち馬インカンテーションから0秒4差と着実に力をつけている。1週前には美浦北C（ダート）コースで格下馬を1秒以上追いかけ同入と上々の動きを見せた。ハンデも前走より1キロ軽くなり得意の舞台で一発を狙う。

昨年のJpnIII佐賀記念の勝ち馬ランフォルセは、2011年エルムS出走後は地方重賞を連戦してきた。今回久々の中央でのレースとなるが、入念に美浦坂路で乗り込まれており、使ってきている馬だが馬体を見てもデキ落ちはなさそう。ハンデが57.5キロ、久々の中央の流れと楽ではないが、一連のデキに関しては文句なし。

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