【ダービー卿CT】シャイニープリンス　重賞制覇へ

4月5日、中山競馬場ではダービー卿CT（GIII、芝1600m）が行われる。

前走東風Sで0秒1差2着のシャイニープリンスは、一昨年の東風Sで勝っており、この中山芝1600ｍの舞台は好相性。重賞勝ちはまだ無いが、昨年富士Sではステファノスにクビ差2着と好走しておりこのメンバーなら実績は上位だ。中間に目立った時計は出していないものの、美浦ウッドで順調に調整されており、前走と同じ舞台なら重賞でも十分勝ち負けを意識していいだろう。

モーリスはここまで2連勝と勢いにのっており、ようやく素質が開花した印象だ。前走は逃げた2頭が2、3着に残るペースの中、後方から最速の末脚で差し切ったあたり重賞でも力は足りるだろう。今回斤量も55キロと据え置きで、久しぶりの重賞挑戦となるが、勝ち負けの可能性十分だ。

小倉大賞典2着のコスモソーンパークは、これまで馬場状態が稍重?不良時に7回出走し【2.3.1.1】と抜群の成績を誇り、上がりの掛かるレースを得意としている。今の中山は開催が進み時計が掛かっており、この馬にとってはベストな条件だ。中間は丹内騎手を背に美浦ウッドで軽く促されると早い時計をマークし、体調も文句なし。先週マーチSで初重賞勝ちを収めた丹内騎手に導かれ、重賞制覇を狙う。

2013年のファルコンS勝ち馬インパルスヒーローは、ファルコンS制覇後にNHKマイルでマイネルホウオウにクビ差の2着と好走したが、その後骨折が判明し療養に入った。復帰後は不本意なレースが続いていたが、前走の東風Sでは12番人気評価ながらも3着と好走し復活の兆しを見せた。中間はプールとウッドを併用し調整されており、“完全復活”に向けて今回が試金石だろう。

重賞初挑戦となった福島記念で13番人気2着と大激走を見せたフラアンジェリコ。前走はプラス12キロと太目残りが影響したのか、この馬なりに伸びていたものの7着に終わった。今回斤量が54キロと前走より3キロ軽くなるのは好材料だろう。中間は美浦ウッドで長めから意欲的に追われており、1度使われたことで上積みは十分で、状態面に関しては前走以上のものが見込めそうだ。

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