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【今週の3歳戦注目レース・忘れな草賞】ミッキークイーン 桜除外の悔しさぶつける

○4月12日、阪神競馬場の第9Rとして忘れな草賞(OP、芝2000m)が行われる。2011年にこのレースを勝ったエリンコートが続くオークスを7番人気で制したのはいまだ記憶に新しいところだ。今年もここから樫の舞台へ進み、大仕事を成し遂げる存在が出てくるのだろうか。

まず注目したいのはクイーンCで2着だったミッキークイーン(牝3、栗東・池江)。本賞金は1100万円で桜花賞進出へは3分の2の抽選待ちだったが、無念にも通過ならずこちらに回ってきた。1週前はウッドで古馬準オープンを圧倒、最終追いはラストに鋭い伸びと仮に桜花賞へ進出していてもいい勝負だったのでは、と思わせるほどに状態は万全。ここまで1400→1600→1600と使われてきたが母ミュージカルウェイはドラール賞などフランスで10Fの重賞3勝、同じく10Fの香港Cでは3着しており、血統的にはこのぐらいが良さそう。休み明けで関東への輸送があった重賞で2着ならば、叩き2戦目で迎える地元関西でのオープン特別ではまず勝ち負けに絡んでくるはず。桜花賞を除外になった悔しさをぶつける一戦になる。

ミッキークイーン以下はすべて賞金400万で横並びだが、そのなかでは祖母がウインドインハーヘアの良血馬ロカ(牝3、栗東・今野)の戦歴が濃い。デビュー2戦目の阪神JFでは1番人気に推され(8着)、クイーンCで3着、チューリップ賞では4着と健闘してきた。出遅れ癖がネックの馬だが徐々に改善してきており、前走は五分に出られていた。中間の稽古ではM.デムーロ騎手が2週続けて跨る熱の入れようで、スムーズな伸びからはデキ落ちは感じられない。2ハロン延長となるが、発馬に不安を抱える現状では追走が楽になるこの距離はむしろ歓迎だろう。

フローレスダンサー(牝3、栗東・松田博)も母が桜花賞馬ダンスインザムードで、兄姉すべてが勝ち上がっている名家の一員。新馬戦は快勝したがアルテミスS、京都2歳Sで4着、昨年末の500万特別エリカ賞でも4着と賞金の加算には至らず、母が制した桜舞台に立つ願いは叶わなかった。ここが仕切り直しの一戦。3月上旬から入念に乗り込まれ、当初はなかなか良くなってこなかったが4月に入りようやく動きに鋭さが戻ってきた。最終追いは遅れ入線に終わったが、相手が年長の重賞馬サングレアルなら悲観する必要はない。力を出せる態勢に仕上がっているだろう。

昨年8月、札幌での新馬戦で後続に6馬身差をつける鮮烈なデビューを飾ったのがシャルール(牝3、栗東・松永幹)だ。その勝ちっぷりからかなりの将来性を感じさせたが、発馬や折り合い面に難があり2勝目が遠い。前走エルフィンSではスタートこそまともだったが、マイルの流れの中でなし崩し的に脚を使ってしまい7着に敗退。3カ月ぶりだったことも影響しただろう。今回も2カ月ぶりになるが、調整過程は前走時より順調で折り合い面にも進境は見られる。新馬戦は1800mだったこともあり、じっくりタメられるこれぐらいの距離がいいのかもしれない。変わり身に期待。

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