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【桜花賞】ルージュバック、クイーンズリングら有力馬最終追い 

4月12日に阪神競馬場で開催される桜花賞(GI、芝1600m)に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

きさらぎ賞の勝ち馬ルージュバックは美浦ウッドで最終追い切りを行った。古馬500万下を先に行かせ、これを追うと4ハロン標手前で加速。早めに相手をパスしてしまうと、直線では余力たっぷりのまま独走状態となり、6馬身千切っての先着フィニッシュを決めている。道中、鞍上のアクションをゴーサインと勘違いし直線で併せる格好にならなかった誤算はあったが、まったくの馬なりで5ハロン全体65秒フラットの時計は渋っていた馬場状態を考えると秀逸そのもの。輸送前にオーバーワーク気味では、の懸念もなくはないがまったく無理をさせないでの内容であり、超抜のエンジン性能を改めてアピールしただけと捉えていいだろう。中間の稽古内容も濃厚だっただけに2カ月ぶりを感じさせない、いいデキで本番に臨めそう。

フィリーズRを勝ったクイーンズリングはM.デムーロ騎手を背に栗東ウッドで3歳未勝利馬とのスパーリングを敢行。序盤は折り合い重視でゆったりと進むと、先行していた相手をロックオンした直線ではインに潜り、ゴール前できっちり差し切っての先着フィニッシュを果たした。前走時が馬体重20キロ減だったことから中間は苦心の調整が続いていたが、最終追いで騎手騎乗の併せ馬というメニューを消化できたことは馬体の回復に手応えがあったからこそ。大幅な上積みは強調できないが、ゴール前での鋭い反応は抜群のものがあり、高いレベルでの好調キープと見ていい。

チューリップ賞勝ちの関東馬ココロノアイは、栗東に滞在して調整中だ。1週前にウッドで6ハロン78秒台と速い時計を出しており、これが実質の最終追い。今週は坂路で流すだけのメニューとなった。不良馬場のなか静に徹した内容で、4F54秒2-1F13秒4(馬なり)と、馬場が荒れた時間帯だったことを考えればまずまずの動きを披露している。馬任せながらラストは自らスムーズにギアを上げており、気合い乗りは十分。久々だった前走を好走した反動はなく、型どおりに上積んできているようだ。

阪神JFで2着があるレッツゴードンキは栗東坂路で3歳未勝利馬を3馬身先に行かせての併せ馬。道中は相手の後ろで我慢をさせ折り合いに専念、ラスト1ハロン過ぎに軽く促されるとグイグイと伸びて、結局同入に持ち込んでいる。時計は4F54秒8-1F12秒3(馬なり)。中間強い負荷のメニューを消化しているため、今週は敢えて控えた格好だが、追えばいくらでも突き放せそうな雰囲気にあり気迫面は申し分なし。こちらも前走の反動は感じられず、上積みは大きそうだ。

クイーンCを快勝したキャットコインは、この中間早めに栗東入りして調整されてきた。最終追いは美浦から駆けつけた柴田善騎手を背に、ウッドで併せ馬。古馬1000万下を3馬身先に見ながら折り合いよく進み、インに潜り込んだ直線で余力十分のまま伸びてゴール前で半馬身抜け出しての先着フィニッシュを果たした。5ハロンで67秒台半ばと、時計は派手なものではなかったが落ち着きがあるのは好印象。順調に仕上がっている。

チューリップ賞で2着だったアンドリエッテは川田騎手が手綱を握り、栗東坂路で併せ馬。古馬1000万下を4馬身先に行かせてこれを追い、ラストに鞍上が仕掛けると脚色圧倒で襲い掛かって抜き去り、半馬身差をつけてゴール板を駆け抜けた。時計は4F54秒8-1F12秒4(馬なり)で、折り合い重視だったことから全体時計は目立たないが、仕掛けられたラストで見せた迫力は絶品。叩き3走目を前に、絶好の状態にありそうだ。

紅梅Sの勝ち馬コンテッサトゥーレはC.ルメール騎手を背に栗東坂路で3歳500万下と最終スパーリングを敢行した。序盤は相手の後ろでしっかり折り合うと、促されたラストでは抜群の瞬発力からパスして半馬身先着。4F55秒8-1F12秒6(馬なり)と、数字上は平凡だが反応の鋭さは特筆モノで、中間も質の高い消化できていることもあり前走から大きく上積んでいると見ていい。

エルフィンSを勝ったクルミナルは主戦池添騎手を背に栗東坂路で追い切られた。1週前にGI馬レッドリヴェールとハードな併せ馬を消化しており、この日は単走のメニューで4F53秒5-1F12秒5(強め)をマーク。ラストの伸びは数字以上のものがあり、1月から休みなく走っているがこの馬なりにいい状態は維持できているだろう。

2歳時にファンタジーSを勝ったクールホタルビは、小牧騎手を背に栗東坂路を単走。1週前に坂路4F51秒4の猛時計を馬なりで叩き出しており、これが実質の最終追いだったと言えるだろう。今回は終いだけ伸ばす内容で4F57秒8-1F12秒8(馬なり)をマーク。前走でガスが抜けたのか、序盤は落ち着いてしっかり折り合えていた点には好感が持てる。反撃可能な状態だ。

アースライズは、栗東坂路で幸騎手を背に3歳未勝利馬を3馬身追走。楽な手応えのままであっさり抜き差って先着を果たした。中間は強い負荷をかけていないが、中2週で強い攻めを必要としないタイプだけに問題はないだろう。前走時からの好調を維持。2/3の確率だった抽選を通過し、出走が叶っている。

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