おしらせ
【皐月賞】サトノクラウン、リアルスティールら有力馬最終追い
4月19日に中山競馬場で開催される皐月賞(GI、芝2000m)に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。
弥生賞を勝ったサトノクラウンはクリストフ・ルメール騎手が跨って美浦ウッドで16日、最終追い切りを行った。1週前に実質の本追い切りを済ませ、レース当週木曜日に4ハロンから時計を出す“堀流”の調整。ラストにややズブさを見せ、鞍上の手が若干動いたが、ギアが入ってからの瞬発力は秀逸そのものだった。中間で既にある程度仕上がってはいたが、ここで仕掛けられたことがいい“スパイス”となり、レースまでに更に良化を果たしてきそうな雰囲気にある。
前走スプリングSで2着だったリアルスティールは1週前にウッドでビッシリ追われており、今週は栗東坂路で3歳未勝利を相手に終いだけ伸ばす内容となった。余力十分で先行する相手を追い詰めると、軽く促されただけでなんなくパス。抜け出してからややモタれる面があったため、ゴール前で見せムチをかけられると態勢を修正し、真一文字で伸びた。4F52秒1-1F12秒3(強め)の時計は、重たい馬場、そして手応えにお釣りを残しながら自己ベストの数字。年明け2戦を使われ、目下ピークの状態と考えていい。
2歳王者ダノンプラチナは蛯名騎手を背に美浦ウッドで併せ馬を行い、追走先着を果たした。相手は稽古駆けしないタイプだし、インに潜り込んだこともあり0秒8差をつけての先着を手放しで褒められない部分はあるにせよ、反応には機敏さがありその点は評価できる。直線でモタついた前走以上の状態にはありそう。
共同通信杯で2着だったドゥラメンテは今回初コンビを組むミルコ・デムーロ騎手が跨り16日、美浦ウッドで追い切られた。1週前追いで長めからの追走先着というハードなメニューを消化しているため、この日は3歳未勝利馬ら2頭を先に見て折り合い重視の内容。ムキになって追うような場面はなく、ゴール前で無理なく伸びてそれぞれと同入に持ち込んでいる。落ち着きがありつつ、重心をグッと低くして闘志、気迫面は絶好。2カ月ぶりになるが馬体も研ぎ澄まされており、力をフルに出せる状態に仕上がっている。
弥生賞2着のブライトエンブレムは田辺騎手が手綱を握り、美浦ウッドで3頭併せという意欲的なメニューを消化した。2秒近く先に行った古馬1000万と1600万の2頭を追走し、手応えたっぷりのまま4コーナーでキャッチアップするとそのまま鞍上の意のままに折り合いゴール板まで併走状態で同入した。少しでも促せばいくらでも突き放せそうな上々の雰囲気。土曜追いでラストに気合いを入れられたのが効果あったようで、気配はグンと良くなってきている。
スプリングSの勝ち馬キタサンブラックは、浜中騎手を背に栗東ウッドで3頭併せ。古馬500万下、3歳未勝利馬を1秒近く追いかけ、馬なりのまま徐々に差を詰めると直線入り口で馬体を併せ、未勝利馬を置き去りにし、500万下(一杯)にはきっちり同入した。一杯に追われる相手に対して、終始楽な手応えで仕掛ければどこまでも弾けそうな走りを披露。抜群の気配で本番に挑めそうだ。
京成杯の勝ち馬ベルーフは、栗東ポリトラックで最終調整。古馬1000万下(一杯)と併せ馬を行い、4馬身ほど追走し鞍上が仕掛けると一気に加速して2馬身先着した。1週前には併せ馬で遅れをとったが、今回しっかり追走先着と集中して走れており力を出せる状態に仕上がったと見ていいだろう。レース当日もつけることになっているブリンカーの効果にも期待できそうだ。
毎日杯を勝ったミュゼエイリアンは、今回テン乗りとなる柴山騎手が跨り感触を確かめた。美浦ウッドで古馬2頭を先に行かせる3頭併せ。直線で最内に入ると、脚色こそ若干見劣ったが仕掛けにしっかり反応し力強い伸びで最先着を果たしている。中2週ながら負荷のかかる併せ馬を消化できたことで体調の良さは疑いようがない。大幅な上積みはどうかも、一連の好調キープで臨めそぅだ。
毎日杯2着のダノンリバティは岩田騎手を背に栗東坂路で併せ馬。2馬身ほど先行する古馬500万下(強め)を追走し射程圏内に捉えると、一杯に追われ相手に3馬身先着した。間隔が詰まっており追い切りの本数自体は少ないが、デキ落ちはなく前走同様の状態で挑めそうだ。
すみれSを逃げ切って快勝したスピリッツミノルは、栗東ウッドで酒井騎手を背に古馬500万下と併せ馬。ゴール前で一杯に追われると、半馬身先着してみせた。中間も併せ馬を再三こなしており、ほぼ万全の仕上がりだろう。
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