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【皐月賞】ディープ以来の無敗制覇なるか サトノクラウン 

4月19日、中山競馬場では牡馬クラシックの第1弾・皐月賞(GI、芝2000m)が行われる。

デビュー2戦目の東京スポーツ杯2歳Sを、非凡な瞬発力から勝利したサトノクラウン。そのレースではゲートで落ち着きを欠くような場面があり、再審査の憂き目にあったが前走弥生賞では五分以上のスタートから好位で立ち回り、完勝を収めている。抜群のエンジン性能をアピールするとともに、スタートの不安を払拭し初の中山に戸惑わなかったセンスの良さも光った勝ち内容だった。ここまで3戦無敗。ディープインパクト以来となる無敗の皐月賞馬を目指し、堂々の主役として臨む。短期放牧を挟んだが、帰厩後すぐの併せ馬でさっそくいい動きを見せることができており、緩んだ雰囲気は感じられない。1週前追い切りでも追走先着。ここでしっかり負荷をかけたことで、さらに良化を果たしてきそうだ。状態面もV濃厚を予感させる。

リアルスティールは昨年暮れの新馬戦で勝ち上がり。ひと息入れて共同通信杯に臨み、そこではドゥラメンテの抵抗に遭ったが、ゴール前の追い比べを制し重賞勝ちを収めている。初の東上戦だったが、変にテンションが上がるような場面はなくハナを切れるほどの好スタートから、直線できっちり弾けての快勝。勝負根性も相応のものを持ちあわせており、競走馬としての完成度ではサトノクラウンに比肩するものがあろう。前走スプリングSでは不覚をとってしまったが、超スローの流れが勝ち馬に向いたし、再度の関東遠征ながら馬体重プラス6キロと、作りは正直“トライアル仕様”。それでクビ差2着なら上出来以上だ。中山の馬場に脚がフィットすることがわかったのは収穫で本番の今回、しっかり勝ち負けに絡んできそうだ。年明けに2戦を使われ、気配はますます上昇カーブを描いている。1週前はウッドコースで稽古駆けする相手を追い、わずかに及ばずの遅れ入線だったが手応えにお釣りを残して6ハロン全体80秒台、ラスト1ハロン11秒8とタイムは上々。完全に仕上がっており、今週は終いの伸びを確認するだけで大丈夫だろう。

昨年から阪神で開催になった朝日杯FSを制したのが、ダノンプラチナだ。出負けから道中は14番手あたりで追走、4コーナーではコースロスを承知で外々をまわり直線で圧巻の末脚を披露。当時の阪神は路盤が良く、瞬発力自慢の“ディープ産駒天国”だった感はあるにせよ、見事な差し切り劇で2歳王者の座をモノにしてみせた。年明け初戦が前走のスプリングSだったが、スムーズな出から中団で折り合い、直線ではややモタつくようなところを見せながら勝ち馬に0秒1差の3着。1着馬、2着馬が使われてきた組だったことを考えれば上々の結果で、距離延長にもメドが立った。叩かれた今回は反応面も違ってくるはずで、上位争いは必至だろう。1週前追いは僚馬に手応えで見劣ったが、渋った馬場に脚を取られた部分が大きくしっかり追えたことは評価できる。一定の上積みはありそうだ。

デビュー3戦目、3カ月ぶりだった500万特別セントポーリア賞で5馬身差の圧勝劇を演じたドゥラメンテ。条件戦レベルではモノが違うところをアピールし、勇躍挑んだ共同通信杯では1番人気に推されたが、そのレースでまともに掛かってしまい鞍上石橋騎手が懸命になだめるチグハグな競馬となってしまった。これではラストの脚など到底残らず、ズブズブに沈むのもやむなしと思われたが直線で猛然と伸び、一度は先頭に立とうかという勢い。終始スムーズだったリアルスティールとの追い比べに屈し、結局2着に終わりはしたが、ポテンシャルでは勝ち馬と同等かそれ以上を思わせる内容だったと言っていい。ひと息入ったが、ここ2週の併せ馬では絶好の動きを披露。初の中山がどう出るかだが、スムーズなレース運びが叶えば、勝ち負けまであってなんら不思議はない。

スプリングSの勝ち馬キタサンブラックは、ここまで3連勝と勢いに乗っている。新馬戦は後方からの競馬となったが、前2走は好位からの競馬で連勝しており、前目でレースができる強みは大きいだろう。今回乗り替わりとなるが、1週前には栗東ウッドで浜中騎手が跨り追走先着と力強い動きを見せており、鞍上とのコンタクトも問題なさそうだ。さらに相手は強化されるが、GIでも互角にやれそうな態勢は整っている。

ハービンジャー産駒のベルーフは、皐月賞と同じ条件の京成杯(中山芝2000m)を勝利している。休み明けとなった前走スプリングSでは、最内から猛追するも直線伸びを欠き勝ち馬から0秒3差の4着に終わった。気性難で調教の馬場入りを嫌うなど課題は多いが、1週前には初コンビとなる戸崎騎手を背に栗東ウッドで3頭併せ馬を行い、調教駆けする僚馬に遅れはとったものの、今回から使用するブリンカー効果もあってか集中して最後まで喰らいついて走れており問題はなさそうだ。1度使われ馬体はさらに引き締まっており、得意の距離なら巻き返し可能だろう。

毎日杯ではメンバー中最速の上がりで勝ち馬にハナ差まで詰め寄ったダノンリバティ。間隔が詰まっているため目立つ時計は出していないが、12日に栗東坂路を軽快に登坂しており、今週の追い切りでどこまで動けるか注目だろう。溜めれば終いは堅実な馬だが、中山コースは直線が短く脚の使いどころが課題となるも、今回初コンビとなるのは先週の桜花賞を抜群の“勝負勘”から制した岩田騎手。どういった騎乗を見せるか、人気はなくても怖い存在となりそうだ。

なお登録があった19頭のうちアンビシャスはNHKマイルCに向かうため、またアダムスブリッジとシャイニングレイは故障が判明しそれぞれ陣営より回避が明言されている。

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