おしらせ
【ヴィクトリアマイル】ヌーヴォレコルト 1週前追いで仕上がった!
昨年はオークスを制し秋は秋華賞、エリザベス女王杯でそれぞれ展開のアヤとしか言えない僅差で2着、2着。そして今年初戦となった中山記念では、並みいる強豪馬を封じてみせたのがヌーヴォレコルトで、ハープスターがターフを去ったいま現役古馬牝馬ではナンバーワン級の実力馬であることを疑う余地はないだろう。マイル戦は桜花賞以来だが、そこではハープスター、レッドリヴェールに僅差の3着。1800mの前走中山記念では軽快な立ち回りからメンバー最速タイの末脚で勝利を収めた。“総合力が問われる”とされる東京マイルならば、ガクンとパフォーマンスが落ちる心配は不要なはずだ。中間は放牧に出され4月18日に帰厩。当初はなかなか時計が詰まってこなかったが、岩田騎手が駆けつけた美浦ウッドでの1週前追いでは大きく前を走る僚馬2頭を目標に進み、実戦さながらの追い比べから最後はしっかりと先着を果たしてみせた。追えば追うほど伸びる威力満点の伸び脚で、フットワークも全身バネといった感じ。このひと追いで、力を出せるデキに仕上がったと見ていいだろう。
ヌーヴォレコルトを昨年の秋華賞で下したのがショウナンパンドラだ。外に出したヌーヴォに対し、インを突いたパンドラの鞍上浜中騎手の大胆な騎乗ぶりによって導かれた感は強いが、やはりそもそもの地力あってこその勝利。その後の2戦は振るわないが、エリザベス女王杯は押せ押せのローテでさすがに疲れがあったようで、前走大阪杯は馬場が明らかにフィットしなかった。間隔をとってしっかり調整され、好コンディション、牝馬同士ならば勝ち負けに絡んでくる可能性は十分だ。前走時もある程度仕上がってはいたが、この中間は併せ馬を3本消化。特に1週前追いはステッキも入るハードな内容で、仕掛けには力強く反応できていた。叩き2走目を前に、ピークの状態に仕上がりつつある。
ディアデラマドレは昨年後半、府中牝馬Sで優勝、エリザベス女王杯で0秒2差の3着、愛知杯で優勝。結果もそうだが、その3走いずれのレースでも上がり最速をマークするなど内容も含めてハイレベルな走りを見せてきた。今年の初戦は自身初のマイル戦だったGIIマイラーズC。他馬の物音に驚き突っかかり気味になった瞬間ゲートが開く不運があり、二の脚もつかず最後方から。これでは7着という結果はやむなしだったが、メンバー最速となる31秒9の末脚を使えた点では収穫のあった一戦だったと言えるだろう。展開頼みの部分はあるにせよ、堅実に終いの脚を使えるのは東京マイル戦では大きな強み。“角居流”の3頭併せをしっかりこなせているように好調維持は間違いなさそうだし、上位争いは必至だろう。
大阪城S、阪神牝馬Sと連勝で来ていた勢いを買われ昨年このレースで1番人気に推されたのがスマートレイアーだ。しかし逃げたヴィルシーナが優勝したように、典型的な前残りの流れと再三進路がなくなる不利の両方に泣き、不完全燃焼の8着に終わっている。その後勝ち星からは遠ざかっているが昨年秋の府中牝馬Sで1キロ軽かったディアデラマドレに半馬身差2着。前走阪神牝馬Sは休み明けの影響か反応に鈍さを感じさせながらも0秒4差の4着まで追い上げている。能力そのものは落ちていないと見るべきで、不器用さはずっとついて回るにしても、ハマれば勝ち負けがあってまったく驚けない存在だろう。栗東ウッドでの1週前追いでは序盤から景気良く進みながら、仕掛けられたラストでも鋭く伸び6ハロン79秒4、1ハロン11秒7とテン良し、終い良しの秀逸な攻め内容を披露した。稽古では常に良く見せるタイプなのを差し引いても、状態の良さは強調できる。
福島牝馬Sを快勝したスイートサルサは、左回りかつ直線の長いコースで良績がある馬だが、前走は右回り+小回りコースとベストな条件ではない舞台で勝利した。地力強化の大きな証明と言えるだろう。中山牝馬Sを右肩ハ行のため取り消したが、その後すぐに勝てたあたりも成長の証か。間隔が詰まっていることもあり、中間は軽めの調整ではあるが一度使われたことで上積みは相当ありそうだ。得意の東京コースに戻る今回は、前走以上のパフォーマンスが期待できそうだ。
GI阪神JFの勝ち馬レッドリヴェールは桜花賞ではハープスターの2着、ヌーヴォレコルトには先着と、この世代では実績上位。しかし、その桜花賞以降がパッとしない成績が続いている。前走の阪神牝馬Sでは、久々の出走で6着と負けはしたものの、昨年減り続けていた馬体重を24キロ増と戻してきたことは、身体の小さいこの馬にはプラスだ。1週前にはC.ルメール騎手が跨り栗東坂路で追走先着と、迫力満点の動きを披露しており使われた上昇度はかなりのものだ。
初の重賞挑戦で、阪神牝馬Sを勝利したカフェブリリアント。前走は好位から鮮やかに差し切り勝ちと、今までの後方一気の競馬から一変するレース振りで成長が伺える内容だった。中間は終い重点のケイコで目立った時計は出ていないが、状態は維持できているようだ。3連勝で重賞制覇と勢いは満点。1600m戦で過去3勝、芝の左回りで【4.2.1.3】と今回の舞台はベストで、GIのメンバー相手でもなんら引けを取らない走りに期待できそう。
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