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【今週の重賞】[ヴィクトリアマイル]マイル女王決定戦にGI馬5頭の豪華メンバーが集結!

■5月15日、東京競馬場で第17回・ヴィクトリアマイル(GI、芝1600m)が行われる。

上位人気に推されるのは、まずレイパパレ(牝5、栗東・高野)だろう。連覇を狙った前走の大阪杯では先行して最後まで力強く脚を伸ばしたものの、直線の追い比べで競り負けて2着に惜敗した。あらためてGIタイトル奪りを狙うべく、本レースに矛先を向けてきたわけだが、マイル戦は20年1月の新馬戦、同6月の1勝クラスを連勝して以来約2年ぶり。2000m前後の重賞で結果を残してきた馬だけに距離不足などの懸念材料は多いが、一生懸命走り過ぎるタイプでスローな流れだと折り合いに苦労する傾向にあるため、一気の距離短縮でマイラーとしての才能が開花してもおかしくない。これまで戦ってきた相手関係を考えるとメンバーレベルが下がる今回は落とせない一戦だろう。

2回目のダート挑戦となった前走のフェブラリーSで3着に善戦したソダシ(牝4、栗東・須貝)も有力候補の一頭。今回は秋華賞(10着)以来となる芝レースになるが、3戦3勝と抜群の相性を誇っている芝マイル戦なら心配は無用だろう。前走のフェブラリーSでも先行して粘っていたように、芝ダート問わずスピードの出やすい馬場への適性は最上位。近年は良馬場なら1分31秒台の決着が濃厚となっている本レースにおいて、メンバー最速となる1分31秒1(桜花賞)の持ち時計を持っているこの馬にとっては絶好の舞台となるだろう。前走好走の勢いに乗り、3つ目のGIタイトル獲得なるか注目だ。

その人気2騎を脅かす存在となりそうなのがソングライン(牝4、美浦・林)だ。昨年の桜花賞で大きな不利を受けて15着に大敗してしまったが、その後はNHKマイルC2着、関屋記念3着、富士S1着とマイル戦で実績を積んできた。1番人気の支持を受けた2走前の阪神Cでは15着と大きく着を落としてしまったが、初の海外遠征となった前走の1351ターフスプリントを中団の位置から差し、サウジアラビアの地で重賞2勝目を飾った。国内での前走・阪神Cの敗因は18頭立て17番枠スタートで前に壁ができなかったこと、そして久々の右回りに戸惑った面もあったようだ。伸び盛りの4歳馬で、左回りのマイルは【2.1.1.0】とまだ底を見せていないだけに一気のGI制覇があってもおかしくない。

また、右前脚の故障から約1年ぶりの復帰となる2020年の三冠牝馬デアリングタクト(牝5、栗東・杉山晴)からも目が離せない。昨年4月のクイーンエリザベス2世C3着後、右前肢繋靱帯炎で長期休養を余儀なくされたが、懸命なリハビリを重ね、ここに照準を合わせてきた。2週前の栗東CW追い切りでも、促しただけで6F79秒9の好時計をマークするなど、ポテンシャル・スピード性能はやはり一流そのもの。ブランクは長いが、馬体がパワーアップした感もあるだけにいきなりでもやれていい。

ほかにも、昨年の秋華賞2着馬で、近走も安定した成績が続いているファインルージュ(牝4、美浦・木村)、高松宮記念6着からの巻き返しを期するレシステンシア(牝5、栗東・松下)、今回初のマイル戦に挑む昨年のエリザベス女王杯優勝馬・アカイイト(牝5、栗東・中竹)など、気になる実力牝馬が多数参戦している。GI馬5頭、GI連対馬3頭と、例年に比べて豪華なメンバーが揃った一戦で、実力馬たちの激突に注目。しかし先週NHKマイルCで最低人気馬が激走したように、“春の東京マイルGI”では数々の波乱決着が生まれてきたのも事実。展開ひとつで2015年のミナレット(18番人気⇒3着)のような望外の大穴が飛び出すかもしれない。

(Text:Nishidate)

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