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【安田記念】GI初挑戦でもモーリスが頂点へ一気に駆け上がるか

6月7日、東京競馬場の11Rとして春のマイル王決定戦・安田記念(GI、芝1600m)が行われる。

美浦・堀厩舎に転厩してから3連勝でダービー卿CTを制覇。モーリスが主役不在のマイル戦線の頂点へ、一気に駆け上がるか。重賞初勝利となった前走は後方からレースを進め、直線大外に持ち出されると自慢の豪脚が炸裂。瞬時に馬群から抜け出してみせると、坂上でも脚色は鈍らずさらに後続を突き放した。同厩の後輩であり、先日ダービー馬となったドゥラメンテにもまったく劣らない強烈な末脚は、この頂上決戦で大きな武器となるだろう。中間は入念な乗り込みをこなしており、1週前には同レースに出走予定のリアルインパクトと美浦ウッドで軽めのリハーサル。追走スタートから直線で内に潜り込むと、力強いフットワークで同入を果たしている。中8週と間隔は空いたが、今週のひと追いを待たずして、十分すぎるほど仕上がっている印象だ。視界良好。

昨秋のマイルCSでは勝ち馬ダノンシャークからハナ差の2着。僅差でビッグタイトルを逃したフィエロが、春の府中でリベンジに燃える。今年初戦となった前走マイラーズCは、上がり3F32秒5と鋭い追い込みを見せたが、先に抜け出したレッドアリオンを捕らえるに至らなかった。ただ、レースは前後半47秒7-44秒9という超後傾ラップで、言ってしまえば“展開のアヤ”。決して力負けではない。1週前追い切りは栗東ウッドで障害オープン馬を追いかける形からスタート。直線では鮫島良騎手(レースは戸崎騎手の予定)の左ムチに応え、ラスト1F11秒7にまとめて調子の良さをアピールしている。こちらもデキは高いレベルにあり、すでに臨戦状態にあると言えそうだ。

昨年の3歳マイル王ミッキーアイルがGI2勝目に挑む。今年は1400mの阪急杯、そして1200mの高松宮記念と王道スプリント路線を歩み、それぞれ2着→3着と好走。“逃げ一辺倒”から好位追走への脚質転換も板についてきており、目下の充実ぶりが窺えた。昨年のマイルCS以来の1600m戦となるが、GI初制覇を果たした府中コースであれば、当然上位争いに加わってきていい。27日に鳴尾記念出走予定のクランモンタナと栗東ウッドで併せ馬。直線の追い比べでは首をグイッと力強く前に押し出し、1馬身の先着でフィニッシュしている。前走から約2カ月と間隔は空いたが、力を出せる状態にありそうだ。

ヴァンセンヌの母は1996年春秋スプリントGIを制覇したフラワーパーク。昨年10月の時点では500万条件の身であったが、福島での勝利を皮切りに4連勝で東京新聞杯を制し、重賞馬の仲間入りを果たした。前走の京王杯SCでは2着に敗れ連勝こそストップしたが、ここ1年の成績は【4.2.0.0】と安定しており、良血馬の素質開花を感じさせる。1週前には単走で栗東坂路入り。リラックスした脚取りからラストに軽く仕掛けられると馬体をグッと沈め、シャープなフットワークを披露した。久々を使った前走の反動はなく、今週もう一本やれば、態勢は整うだろう。

2014年マイルCSを制したダノンシャークがGI馬の威厳を示すか。前走の阪急杯5着後は、予定していたマイラーズCをザ石で回避。この一頓挫で、今回は3カ月半ぶりのレースとなる。アクシデントの影響でいったんは緩められたが、今月6日から乗り込みを再開し、この中間は坂路主体での調整。28日に行われた1週前追い切りでは栗東ウッドでコース入りを果たし、長めから僚馬を追走している。直線ではムチの入る意欲的な追い切りで負荷を掛けられ、パートナーに2馬身の差をつけてゴールした。動きからはローテーション変更の影響は感じられない。久々でも大きな割引を考えなくて良さそうだ。

2011年にこのレースを勝ったリアルインパクトは今年で7歳。2走前のジョージライダーSではそれ以来となるGI勝利を果たし、遠く離れたオーストラリアで約4年ぶりとなる美酒を味わった。古豪に衰えは見られない。28日には前述のモーリスと美浦ウッドで併せ馬。直線に入るとエンジンに火が着き、パワフルなフットワークで同入フィニッシュを果たしている。海外帰り初戦、前走から中8週と、決して楽なローテーションではないものの、この馬なりに好調を維持してると言えそうだ。

前走のマイラーズCで初重賞制覇を果たしたレッドアリオン。10度目の挑戦で、念願の重賞ウイナーの仲間入りを果たしている。中間は栗東坂路で調整が重ねられ、1週前には4F54秒3-1F12秒9(強め)をマーク。やや馬体に余裕が見受けられるが、好調キープと捉えてよさそうだ。今週の最終追い切りで馬体の造りには注目したい。

レッドアリオンの半兄であるクラレント。弟とは対照的に、こちらはGII・GIII計6勝を挙げている重賞ハンターだ。この中間は栗東坂路で鍛えられ、28日には4F54秒2-1F12秒8(強め)を計時。大幅に良くなったとまでは言えないものの、ここまで順調であることには間違いなさそうだ。GIタイトルには手が届いていないが、混戦模様のこのメンバーならここで悲願達成も。

2走前の小倉大賞典が約1年ぶりの重賞制覇となったカレンブラックヒル。前走の大阪杯では不良馬場の影響で敗れたものの、5勝を挙げているマイル戦に戻るのであれば軽視はできない。敗戦のダメージはなく、この中間は栗東坂路で入念な乗り込みを消化。1週前には初コンビを組むこととなった武豊騎手が感触を確かめている。動きに重苦しさはなく、軽快なストライドが印象的だった。天才の手綱でどこまで。

ここ2戦では掲示板を外しているダイワマッジョーレが大舞台で名誉挽回を狙う。前走からの間隔が中2週のため、この中間に時計を出したのは29日の栗東坂路で1本のみ。息遣いを確かめる程度の軽い調整ではあったが、キビキビとした脚捌きで駆け上がった。ここまで好調を維持している。骨折した僚馬リアルスティールのためにも、好走して元気を分け与えられるか。

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