[結果]【安田記念】新星誕生！　モーリスが4連勝でマイル界の頂点に

6月7日、東京競馬場で開催された第11R・安田記念（GI、芝1600m）は、1番人気モーリス（牡4、美浦・堀）が好位追走から直線を迎え、抜群の手応えのまま前を行くライバルを捕らえると、最後詰め寄ってきた3番人気ヴァンセンヌの追撃をクビ差凌ぎ切り、4連勝でGIタイトルを手にした。勝ちタイムは1分32秒0（良）で、鞍上は川田騎手。2着ヴァンセンヌから1馬身1/4差の3着には12番人気の伏兵クラレントが入ってる。なお、2番人気のフィエロはクラレントから1馬身1/2差の4着、昨秋のマイルCSの勝ち馬ダノンシャークは10着、ミッキーアイルは前半に折り合いを欠いたことが影響したか、15着に沈んだ。

混戦のマイル界に、新星が誕生した。ダイワマッジョーレとサトノギャラントが立ち遅れる中、好スタートを切ったミッキーアイルが掛かり気味にハナへ。それを見るように、外からリアルインパクトが押して出て行き、レースの主導権をもぎ取った。ここ最近は出負け気味の発馬で後方からのレースを強いられていたモーリスだったが、今日はすんなりと出て5番手あたりからの競馬。これを見る形でフィエロが続き、ダノンシャークとヴァンセンヌは中団で脚を溜めた。

前半3ハロンは34秒3と淀みなく流れ、縦長になった隊列は直線へ。2番手のケイアイエレガントが逃げるリアルインパクトを早々と捕らえにかかるが、その外から持ったままでモーリスが馬体を並びかける。残り200m、鞍上の右ステッキが入ると、そこから力強い完歩でリードを築く。結局このままモーリスが、懸命に脚を伸ばすヴァンセンヌらの追撃を最後まで振り切り、マイル王の座を射止めた。

配当は単勝370円、馬連1740円、馬単2680円、3連複4万690円、3連単12万7190円。なお、管理する堀師は先週の日本ダービーをドゥラメンテで制しており、2週連続GI勝利を果たしている。

▽【モーリス】
父スクリーンヒーロー
母メジロフランシス
母父カーネギー
通算11戦6勝（うち重賞2勝）

※レースの成績、払戻金等については万全を期すため主催者発表のものとご照合ください。

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