【地方競馬トピックス】関東オークス　初砂でもアルビアーノ

■6月10日、川崎競馬場で3歳牝馬の交流重賞・関東オークス（JpnII、ダ2100m）が開催される。

フラワーCを勝ち、NHKマイルCでは牡馬を相手に2着のアルビアーノ（牝3、美浦・木村）が参戦。実績的には抜けた存在だ。これまで芝の経験しかないのがどうかだが、タフな馬場だったフラワーCを勝っていることからパワー勝負は望むところだろうし、父ハーランズホリデイはドンハンデなどアメリカでダートGIを3勝しており、血統面でも問題はない。中間の攻めでは併せ先着を連発しており、仕上がりも文句なし。

迎え撃つ地方勢では、南関勢よりもトーコーヴィーナス（牝3、兵庫・吉行龍）に注目したい。園田のクイーンセレクション、名古屋の梅桜賞と連勝し、浦和桜花賞では2歳女王ララベルを相手に2着。その後東海クイーンC、園田・のじぎく賞と連勝している。ケレン味のない徹底先行が持ち味で、アルビアーノが初砂に戸惑い後手を踏むようならトーコーヴィーナスに主導権奪取からの押し切りというチャンスがあってもいい。

■6月11日、門別競馬場で交流重賞・北海道スプリントC（JpnIII、ダ1200m）が開催される。

目下重賞3連勝中のダノンレジェンド（牡5、栗東・村山）が断然の主役。放牧先から直接函館に入ると、7日の追い切りでは素軽い伸びを見せ力を出せるデキにありそうだ。

シゲルカガ（牡4、栗東・谷）は中間に栗東坂路で4F50秒4（一杯）の猛時計を叩き出すなど、使われ続けての疲れはなく現状ピークの状態にあるだろう。前走東京スプリントではダノンレジェンドに目標とされ、2馬身差の2着だったが、この状態なら逆転があっても驚けない。

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