【地方競馬トピックス】岩手・村上忍騎手が2500勝達成

■6月17日、船橋競馬場では京成盃グランドマイラーズ（SIII、ダ1600m）が開催される。

名うてのマイル巧者が顔を揃える一戦だが、なかでも注目は5月に行われたSIII川崎マイラーズで5馬身差の圧勝を収めたソルテ（牡5、大井・寺田新）だろう。古馬となってからは歯がゆい競馬が続き重賞勝ちから遠ざかっていたが、2番手で運ぶ積極策が奏功しての鮮烈お目覚めV。今回は楽に先手が奪えそうで、中間の調整も順調。連勝が濃厚だ。世代最上位の力量馬と目されながら浦和桜花賞をハ行で除外、東京プリンセス賞はスタートでの後手が祟り2着と、昨年春の牝馬クラシックで運に恵まれなかったノットオーソリティ（牝4、船橋・川島一）だが、昨年秋にSIのロジータ記念から重賞3連勝。今回は初の牡馬との対戦だが、これまで見せてきたパフォーマンスと勢いならばそう見劣らないはずだ。4カ月ぶりだった前走快勝の反動なく、順当に上積んでおり状態面も好走を予感させている。

■村上忍騎手（38、岩手・村上実）が、6月14日の水沢競馬第1Rでラッキーゴールドに騎乗して優勝。これにより同騎手は1994年7月のデビュー以来1万5083戦目にして地方競馬通算2500勝を達成した。これは地方競馬で史上50人目、現役地方競馬所属騎手として19人目（JRAに移籍し現役の騎手はほかに3名）の記録。村上忍騎手は「人気のある馬で結果を出せて良かったです。ここまで勝たせてもらえるとも思っていなかったですし、これほど長い期間いい馬に乗せていただけるとも思っていなかったので感謝で一杯です。今回、2500勝という節目の記録を達成できましたので、自分の中で新たに3,000勝という目標を持って取り組んでいきたいと思います。また関係者の皆様、ファンの皆様の期待にお応えできるよう努力していきたいです」と岩手県競馬組合を通じてコメントしている。

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