【今週の新馬戦・注目馬（日）】ロゴタイプ全弟ナイトインブラックが初陣迎える！

■6月28日、東京競馬場の第5R・メイクデビュー東京（新馬、芝1600m）で、ブランシェクール（牝2、美浦・高柳）が鞍上伊藤騎手でメイクデビューを果たす。本来は先週にデビューする予定だったが除外の憂き目に遭い、スライドし今週の出走に至っている。叔母に報知杯4歳牝馬特別（現・フィリーズR）を制したリトルオードリー、近親には新潟2歳S勝ちのザラストロや重賞2着2回のココナッツパンチらがいるという血統背景の持ち主だ。5月上旬から入念に乗り込まれており、先週の追い切りでは追走先着を果たすなど十分に仕上がっていたが、美浦ウッドでの最終追いでは伊藤騎手騎乗で併せ馬をこなせているように除外の影響はなく、むしろ更に気配を上げてきているようだ。状態の良さは疑いようがない。

このレースにはダノンキャップ（牡2、美浦・藤沢和）もスタンバイ。こちらも先週デビュー予定からの除外、スライド組だ。父Iffraaj（イフラージ）は現役時代イギリスで7勝。GI勝ちはないものの、ジュライCで2着などの実績があり父としてはクリセリアム（フィリーズマイル、BCジュベナイルフィリーズターフ勝ち）やリジーナ（コロネーションS、モイグレアスタッドS勝ち）などを輩出している。父が活躍した距離と同じように、産駒はマイル前後が向いているか。牝系では母ザーキーの半姉にチャールストンハーバーがおり、その仔カレンブラックヒル（NHKマイルCなど重賞5勝）やレッドアルヴィス（ユニコーンS勝ち）はいとこにあたるという華やかな血統背景で、昨年のセレクトセール1歳馬セクションにて6600万円で落札された。5月中旬から坂路とウッド追いを併用しじっくり乗り込まれており気配は右肩上がりに上昇。最終追い切りでは先輩僚馬サトノロッカー（障害未勝利、平地で4勝）を3馬身追いかけたが、抜群の手応えのまま取り付き同入を果たしている。追えばいくらで突き放せそうな雰囲気にあり、臨戦態勢は十二分に整っていると言えそうだ。

▽【ブランシェクール】
父ダイワメジャー
母モンプティクール
母父クロフネ
▽【UMAJIN POG】
地獄モード　　　指名不可
一口馬主モード　14名

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▽【ダノンキャップ】
父Iffraaj
母ザーキー
母父Kingmambo
▽【UMAJIN POG】
地獄モード　　　379名
一口馬主モード　指名不可

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■同日、阪神競馬場の第5R・メイクデビュー阪神（新馬、芝1800m）でポルトフォイユ（牡2、栗東・高野）が鞍上に武豊騎手を迎え、デビューを果たす。オークス馬ダイナカールから連なる名牝系の一員で、祖母はエアグルーヴ（天皇賞・秋などGIを2勝）、叔父にルーラーシップ（クイーンエリザベス2世Cなど重賞5勝）、いとこにはドゥラメンテ（2015年皐月賞、日本ダービー勝ち）と、その一族にはそうそうたる名前が並んでいる。5月中旬の入厩以来一貫して坂路で調整され、まずは順調に来ているようだ。1週前は武豊騎手が跨り古馬1000万下に対し追走先着。これが実質の最終追いで、今週の追い切りは3歳未勝利を追走する楽な内容だったが、ここでも脚色圧倒で追走先着を果たしている。ここまでコース追いをこなせていないあたり、成長の余地はまだありそうだが気配そのものは申し分なく勝ち負けを意識できるレベルだろう。

このレースではディト（牡2、栗東・矢作）もメイクデビューを果たす。母ザナの父は現役時代に英ダービー、愛ダービーを制し父としてもフランケル（英2000ギニー勝ち）などの活躍馬を送り出しているガリレオ。矢作調教師がガリレオ産駒を高く評価しているのはつとに有名だが、ザナも同師がみそめた1頭だ。その初仔ディトは5月下旬から乗り込みをスタート。ゲートの出は水準以上で、スッと二の脚もつくあたり「センスを感じる」と陣営サイドは高く評価しているとのこと。24日の追い切りでは終いだけ重点だったとは言え、渋り気味だった坂路コースでラスト1F12秒2（一杯）と切れ味鋭いところをアピールした。本数的にはもうひと追いあっても良さそうだが、まずは自分の力を出せるデキにありそうだ。鞍上は蛯名騎手。

▽【ポルトフォイユ】
父ディープインパクト
母ポルトフィーノ
母父クロフネ
▽【UMAJIN POG】
地獄モード　　　指名不可
一口馬主モード　1857名

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▽【ディト】
父マンハッタンカフェ
母ザナ
母父Galileo
▽【UMAJIN POG】
地獄モード　　　指名不可
一口馬主モード　指名不可

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■同日、函館競馬場で行われる第5R・メイクデビュー函館（新馬、芝1200m）でブルーオリエント（牝2、栗東・松田国）がデビューを迎える。エスコートするのは丸田騎手だ。叔父に目黒記念を勝ったスマートロビン。栗東での稽古ではなかなか気配が上がってこなかったが、今月上旬に函館入りしてからの動きは絶好で一変の姿を見せている。24日の函館ウッドコースでの追い切りは後方から懸命に追われる年長馬に対し、余力たっぷりのまま“おいでおいで”状態でもてあそぶ動きを見せた。馬体もスッキリと見せており、初戦から能力をフルに発揮してくれそう。

このレースでは2013年の皐月賞を勝ったロゴタイプの全弟ナイトインブラック（牡2、美浦・田中剛）もスタンバイしている。鞍上は三浦騎手。雄大な馬体、そして従順な性格ともども素質の高さを感じる、と同馬周辺は評価。こちらも函館入りしてから動きか変わってきており、最終追いでは1秒以上先に行った僚馬を馬なりで追い詰め、測ったようにゴール前で先着を果たした。攻め本数は4本のみだが、仕上がりに関しては文句のつけようがない。

▽【ブルーオリエント】
父ワイルドラッシュ
母ピサノレインボー
母父Rainbow Quest
▽【UMAJIN POG】
地獄モード　　　1名
一口馬主モード　指名不可

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▽【ナイトインブラック】
父ローエングリン
母ステレオタイプ
母父サンデーサイレンス
▽【UMAJIN POG】
地獄モード　　　834名
一口馬主モード　164名

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