おしらせ
【宝塚記念】ゴールドシップ、ラキシスら有力馬最終追い
6月28日に阪神競馬場で開催される宝塚記念(GI、芝2200m)に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。
史上初の同一GI3連覇がかかるゴールドシップは、栗東坂路でアドマイヤランディと併せ馬を行った。2馬身ほど後方からスタートを切ると、すぐに僚馬に追いつくも、いったんはパートナーを先に行かせて牽制。坂の半ばから徐々に進出を開始し、残り1ハロンのところでピタリとシルエットが重なる。ラストの仕上げでは手応えに余裕を持ったまま、馬体を併せてのフィニッシュとなった。タイムは4F52秒9-1F12秒2(馬なり)。先週ビッシリ負荷を掛けたこともあって、当週は息遣いを確かめる程度となったが、力強いフットワークを披露し、燃えるような闘志を感じさせた。3週連続で美浦から駆けつけて手綱を取っている横山典騎手は「今週は先週に増して大人しく、リラックスして走っていました」と、好調ぶりを強調。「本当にすごい記録がかかっているので、僕も馬の上からゴールドシップを応援したいと思います」と、独特の言い回しで3連覇に対する意気込みを語った。
前走の大阪杯でダービー馬キズナを力でねじ伏せたラキシス。この勢いに乗って、現役最強の称号を手中に収めるか。24日の最終追い切りは、栗東ウッドで砂の女王サンビスタを相手に併せ馬を敢行。楽な手応えのまま直線入り口で取り付くと、馬なりのままクビ差先着を果たしている。タイムは4F67秒5-1F11秒7。終いの伸び脚は抜群で、追えばいくらでも弾けそうな雰囲気。約3カ月ぶりの実戦となるが、体調面になんら不安はない。力を出せる状態にあるだろう。追い切りを見守った角居師は「先週しっかり追い切ったので、オーバーワークにならないようにやりましたが、ちゃんとスイッチが入った感じ」と、予定通りの調整に満足げな表情。「相手は強いですが、一生懸命向かって行きたい。牡馬一線級相手にどこまでやれるか楽しみにしています」と締めくくり、指揮官は愛馬の好走に胸を膨らませているようだった。
東の総大将ヌーヴォレコルトは、前走のヴィクトリアMで1番人気6着。期待を裏切った格好になったが、【1.1.1.0】と得意の仁川であれば、雪辱を果たすシーンがあっていい。前2週と同様に、美浦ウッドで行われた最終追い切りは、単走追いで5F69秒0-1F12秒5(馬なり)をマーク。輸送を控えているため、今週は気配を確認する程度の内容に留まったが、力強くチップを蹴散らす姿はまさに絶好調と言えるだろう。「今回はテンションを上げないよう。思い通りにいっています」と、管理する斎藤誠師は青写真どおりの調整に胸を張る。「宝塚を目標にやってきました。ここが一番良い舞台ですので、輝いてくれないかなとは思います」と話し、力強く送り出す構えだ。
第81代日本ダービー馬・ワンアンドオンリーが、2つ目のビッグタイトルを狙う。初コンビとなるM.デムーロ騎手を背に、栗東坂路で行われた最終追い切りは、古馬1000万下カレンバッドボーイを追走する形からのスタート。左右にヨレながら走るパートナーをとらえるのに苦戦し、最後は半馬身遅れてのゴールとなった。タイムは4F53秒5-1F13秒5(強め)。もともと稽古駆けしないタイプではあるが、この日は時計の出やすいコンディションだっただけに、やや不安の残る仕上がりか。
今年に入ってから、すでに重賞3勝。充実著しい5歳馬ラブリーデイの戴冠なるか。24日の最終追い切りは、栗東ウッドを単走で駆けた。終始キビキビとしたフットワークで進むと、ラストの仕掛けに瞬時に反応。4F54秒2-1F12秒3(強め)と上々のタイムを記録し、好調ぶりをアピールした。
菊花賞以来、約8カ月ぶりとなるトーホウジャッカルは、主戦の酒井騎手が跨って、栗東坂路を単走で登坂した。前半は馬の行く気に任せて進み、ラスト1ハロンでゴーサイン。素早くトップギアへシフトチェンジし、上々の伸び脚を披露している。タイムは4F54秒8-1F12秒4(強め)。「最終追い切りとしては、十分に納得のいく追い切りができました。いい状態に持ってこれたと思います」と、鞍上は手応えを隠さなかった。久々でも、力を出せる状態にありそうだ。
昨年の宝塚記念では9番人気2着、前走の天皇賞・春では10番人気3着と、大舞台での激走が目立つカレンミロティック。24日の最終追い切りでは栗東坂路に単走で登場すると、オレンジ色のバンテージを巻いた四肢が躍動した。タイムは4F52秒0-1F12秒8(強め)。首をグイッっと前に突き出し、チップを豪快に蹴散らす姿から好調具合が見て取れた。高いレベルで状態は維持されているだろう。
豪州帰りのトーセンスターダムは、栗東ウッドを単走で駆けた。4ハロンあたりからスタートし軽快なフットワークで進むと、ラスト200mまでがっちり手綱をキープ。最後の最後に溜まった脚を一気に解放し、4F55秒0-1F12秒5(強め)を記録した。さらに、ゴール板を過ぎても鞍上は手を緩めず“追試”を敢行。時計以上に、中身の濃い最終リハとなっている。道中に見せた前進気勢は好調の証。良い状態で本番へ臨めそうだ。
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