【今週の新馬戦・注目馬（日）】兄フラガラッハのエスティタートがユタカ騎手を背にデビュー

■7月5日、福島競馬場の第5R・メイクデビュー福島（新馬、芝1800m）で、シャクンタラー（牝2、美浦・鹿戸）がデビューする。全兄には先日引退が発表されたノーステアがおり、曾祖母Intrepidity（イントレピディティ）は英オークス、ヴェルメイユ賞（どちらも1993年）などを制覇し、同年の欧州最優秀3歳牝馬に選出された。本馬はシルクホースクラブ所属で、募集価格1600万、総口数は500口となっている。1日の最終追い切りは美浦芝コースで行われ、3歳未勝利馬を2馬身追走する形からのスタート。軽快なフットワークで取り付くと、手応えにお釣りを残したまま同入を果たしている。馬体も締まっており、初戦から力を出せる状態にありそうだ。鞍上は戸崎騎手。

このレースには田辺騎手騎乗のミュゼリバイアサン（牡2、美浦・黒岩）もエントリー。父Intense Focus（インテンスフォーカス）は見慣れない種牡馬だが、それもそのはず、本馬が中央競馬での初出走となる。2006年生まれの父は、Giant's Causeway（ジャイアンツコーズウェイ）産駒で、現役時には芝1400mのGI・デューハーストS勝ちを含む、愛英で計2勝。父の主な産駒に、スプリントGI・ミドルパークSを制したAstaire（アステア）がおり、すでにGIサイアーの仲間入りを果たしている。なお、本馬の近親にはサドンストームやティーハーフの父であるストーミングホームなど。4月の入厩からここまで、入念すぎるほどの乗り込みを消化している。1日の最終追い切りは美浦ウッドで行われ、古馬500万下との併せ馬。楽な手応えのまま、脚色優勢で併入フィニッシュを果たしている。弾むような走法からは、具合の良さが見て取れた。

▽【シャクンタラー】
父ゼンノロブロイ
母ムガール
母父Silver Hawk
▽【UMAJIN POG】
地獄モード　　　指名不可
一口馬主モード　51名

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▽【ミュゼリバイアサン】
父Intense Focus
母スキャンダルシート
母父Galileo
▽【UMAJIN POG】
地獄モード　　　73名
一口馬主モード　指名不可

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■同日、福島競馬場の第6R・メイクデビュー福島（新馬、芝1200m）にはオリンダ（牝2、美浦・和田郎）がスタンバイ。母コーレイはブラジル年度代表馬に輝いた名牝で、本馬は日本での6番仔となっている。キャロットクラブ所属で、募集価格1600万円、総口数400口で募集された。牧場での乗り込み量が豊富なだけあって、トレセンで時計を出したのは、1日の最終追い含め4本のみ。その最終追い切りは美浦ポリで同厩2歳新馬と併せられ、同入決着となっている。特筆するような時計ではなかったが、動き自体は活気に満ち溢れており、仕上がりは良好だろう。なお、ダイワメジャー産駒は先週まで18頭がデビューし、そのうち5頭が勝ち上がっているように絶好調。本馬もこの流れに続けるか。

▽【オリンダ】
父ダイワメジャー
母コーレイ
母父Know Heights
▽【UMAJIN POG】
地獄モード　　　指名不可
一口馬主モード　14名

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■同日、中京競馬場の第5R・メイクデビュー中京（新馬、芝1600m）でアストラエンブレム（牡2、美浦・小島茂）が初陣を迎える。母ブラックエンブレムは現役時に秋華賞など重賞2勝。本馬の半兄には昨年の札幌2歳Sを制したブライトエンブレムなどがおり、2頭いる兄はどちらも新馬勝ちを収めている。兄ブライトエンブレム同様にシルクホースクラブ所属で、募集価格5000万、総口数は500口だ。6月から乗り込みを始め、再三の併せ馬で実戦勘を養っている。1日の最終追い切りは単走で美浦ウッドを駆け、5F67秒5-1F12秒8（馬なり）を記録。ダイナミックなかき込みで、好調ぶりのアピールに成功している。鞍上は秋山騎手。

ゴールドラッシュ（牡2、栗東・池江）もこのレースでデビュー。全兄には京都大賞典や目黒記念など重賞4勝のヒットザターゲットがいる血統だ。レースでも騎乗予定の川田騎手が2週前、1週前と稽古で手綱を取っており、熱心に競馬を教え込んでいる。1日の最終追い切りでも同騎手が跨り、栗東ウッドで格上古馬との実戦さながらのスパーリングを敢行。ラストにびっしり追われる内容で、最後はクビ差遅れてのフィニッシュとなった。先行スタートから最後に抵抗できなかったのは気になるところ。もう少し気合乗りが欲しい印象だ。

▽【アストラエンブレム】
父ダイワメジャー
母ブラックエンブレム
母父ウォーエンブレム
▽【UMAJIN POG】
地獄モード　　　指名不可
一口馬主モード　1059名

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▽【ゴールドラッシュ】
父キングカメハメハ
母ラティール
母父タマモクロス
▽【UMAJIN POG】
地獄モード　　　指名不可
一口馬主モード　指名不可

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■同日、中京競馬場の第6R・メイクデビュー中京（新馬、芝1400m）に出走するエスティタート（牝2、栗東・松永幹）。兄姉には中京記念連覇など中央8勝のフラガラッハや、クイーンC3着・フェアリーS4着のイリュミナンスなどがおり、どちらも松永幹厩舎所属だ。また、近親にはケンタッキーダービーやベルモントSを制し米3歳牡馬チャンピオンに輝いたサンダーガルチや、プロキオンS勝ちなどダートで活躍したバトルラインらがいる。兄フラガラッハ同様にキャロットクラブ所属で、募集価格2000万円、総口数400口で募られていた。2週前にびっしり気合を付けられると、1週前には本番でも騎乗する武豊騎手を背に、栗東坂路を併せ馬で登坂。3歳未勝利馬を2馬身追走すると、手応え圧倒のままあっさりとかわし、3馬身の先着でゴールしている。タイムも4F52秒6-1F12秒1（馬なり）とあれば優秀そのもの。そして今週は、2週続けて早い時計を出したため息遣いを確認する程度の内容となったが、キビキビとしたフットワークで坂路を駆け上がっている。状態は高いレベルにありそうだ。初戦から好勝負期待。

▽【エスティタート】
父ドリームジャーニー
母スキッフル
母父トニービン
▽【UMAJIN POG】
地獄モード　　　490名
一口馬主モード　150名

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■同日、函館競馬場で行われる第5R・メイクデビュー函館（新馬、芝1200m）で初陣を迎えるスノードリーム（牝2、栗東・高橋忠）は、今年のJRAブリーズアップセールにおいて、最高額の3000万円で取引された。近親には皐月賞とマイルCS勝ちのあるジェニュインや、菊花賞など重賞3勝のアサクサキングスらがいる。6月半ばに函館入りをすると、以降はレースでも手綱をとる田中博騎手が付きっ切りで調整。1日の最終追い切りでも同騎手が跨り、ウッドコースで2歳新馬と併せられた。序盤はゆったりと進み、徐々にギアを上げて直線へ。最後は火花が飛ぶような激しい追い比べとなり、しっかり1馬身の先着でフィニッシュした。ラスト1ハロンの脚はなかなかのもの。ブリーズアップセール出身馬らしく、仕上がりの早さを存分にアピールした。この動きなら、初戦から即通用。

▽【スノードリーム】
父スウェプトオーヴァーボード
母マルカジュリエット
母父サンデーサイレンス
▽【UMAJIN POG】
地獄モード　　　115名
一口馬主モード　指名不可

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