[結果]【中京記念】6番人気スマートオリオンが好位から抜け出し重賞2勝目

7月26日、中京競馬場で開催された第11R・中京記念（GIII、芝1600m）は、道中好位を追走していた6番人気スマートオリオン（牡5、美浦・鹿戸）が、直線で長くいい脚を使って抜け出し、後続の追撃を振り切って勝利した。勝ちタイムは1分33秒4（良）で、鞍上はM.デムーロ騎手。クビ差の2着は後方待機から直線では馬群を縫って鋭く伸びてきた13番人気アルマディヴァン、2着にクビ差の3着には大外を伸びてきた3番人気ダローネガが入った。なお1番人気に支持されたカレンブラックヒルは先行集団を形成し、直線でいったん抜け出しかけたが脚色がわずかに鈍り勝ち馬に0秒2差の7着、2番人気だったレッドアリオンは後方から伸びてはきたが8着に終わっている。

配当は単勝1220円、馬連1万7070円、馬単3万130円、3連複3万8850円、3連単25万6590円。好スタートを決めたカレンブラックヒルがハナを取り切るかに思えたが、外めからメイケイペガスターがこれを叩きにかかり主導権を奪う。結局カレンは3番手からの競馬となり、2番人気のレッドアリオンは後方、3番人気ダローネガも中団後方に構える展開となった。直線の攻防に入ると好位カレンブラックヒルが先頭に踊り出て押し切る構えを見せるが、好位勢がドッと押し寄せ横一線の追い比べに。そのなかからグイッと抜け出してきたのは道中カレンの後ろに位置していたスマートオリオン。好位から進出を図るエールブリーズ、カオスモス。そして馬群を割って伸びてきたアルマディヴァン、外からダローネガらとの大接戦となったが、結局スマートオリオンがクビ差凌いで先頭ゴールインを果たしている。これが2014年オーシャンS以来2度目の重賞V。スプリント戦を中心に使われてきた馬で自身2度目、オープンに入ってからは初のマイル戦だったがそれをモノともせずタイトルを奪取してみせた。

▽【スマートオリオン】
父グラスワンダー
母トロピカルレディー
母父ウイニングチケット
通算23戦7勝

※レースの成績、払戻金等については万全を期すため主催者発表のものとご照合ください。

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