【北九州記念】ベルルミエール、ビッグアーサーら有力馬最終追い

8月23日に小倉競馬場で開催される北九州記念（GIII、芝1200m）に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

ベルルミエールは不動の主戦・川島騎手を背に栗東ウッドコースで単走の最終調整を行った。ホームストレッチからスタートし、十分に心肺を暖めてから加速を開始。時計になったのは5ハロンからで、手応え十分のままピッチを上げまったく無理をしないでラスト1ハロン11秒5と切れに切れた。前走時もいい状態だったが、引き続き高レベルでの好調を維持していると見ていいだろう。

デビュー以来ここまで無傷の5連勝で来ているビッグアーサーは、藤岡佑騎手（レースは藤岡康騎手）を背に栗東坂路を単走。ラスト2ハロンを11秒4-12秒5と失速してしまった1週前追い切りを踏まえ終い重点、後傾ラップを念頭に置いた内容となった。序盤は上々の折り合いで進むと、ギアが入ったラスト2ハロンから目論見通りに急加速。12秒3-11秒8（一杯）と理想的なラップで駆け抜けている。2カ月ぶりを感じさせず、ほぼ万全の状態に仕上がったようだ。

前走アイビスSDを勝利したベルカントは栗東坂路を単走の最終リハ。やや馬場が荒れていた時間帯だが、それをモノともせず豪快に坂を駆け上がり、絶好の手応えを保ったまま4F52秒8-1F11秒6（馬なり）の好時計をマークした。前走快勝の反動はほとんどなく、勢いはしっかりキープできている。

サドンストームは、早めに小倉競馬場に入っており、最終調整はダートコースで単走。序盤はゆったりと入り、折り合いよく進むと仕掛けられたラストでは真一文字の伸びを見せ1ハロン11秒5（強め）をマークした。1週前に栗東坂路でびっしりと追われた効果はてきめんといったところで、4カ月ぶりだった前走を叩かれての上積みはかなり大きそうだ。

前走、福島のバーデンバーデンCを勝ったバーバラは、栗東ウッドで単走・終いだけ重点のメニューを消化した。終始楽な手応えを保ち、ラストにスッと加速する素軽い走り。1週前に長めスタートから終いにビッシリ追われるハードな内容をこなせたように、夏場を苦にせず元気一杯。久々の前走を快勝した反動どころか、気配はますます上昇しているようだ。

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