おしらせ
【新潟記念】3歳ミュゼスルタンが約1年ぶりの重賞Vを狙う
9月6日、新潟競馬場で新潟記念(GIII、芝2000m)が行われる。
昨年の新潟2歳S覇者で、今春はNHKマイルで3着、日本ダービーで4着だったミュゼスルタンがここから今期後半の始動戦を迎える。この中間は放牧先から涼しい函館に入り、脚元の負担が少ないウッドチップコースで7月下旬から入念に乗り込まれてきた。先週美浦に帰ってきており、28日の金曜日に柴田善騎手を背にウッドコースで1週前調教。長距離輸送明けにも関わらず6ハロンから時計を出し、ラストでびっしり仕掛ける意欲的な内容だったが、鞍上の叱咤にしっかり反応し鋭い切れ味を披露できていた。休養前から精神面で大人びていた点は評価されていた馬だが道中での折り合いは抜群で、長所に更なる磨きがかかってきた印象だ。さっそくいい走りが期待できそう。
ダコールは前走新潟大賞典で念願の初重賞制覇。常に後方からの追い込み一辺倒で詰めを欠いていた馬だが、前走では道中7番手と、ある程度出していく競馬にシフトチェンジした甲斐あって15度目の挑戦で初タイトルとなった。1月の日経新春杯からフル稼働していたため、その後は休養に入り今回が4カ月ぶり。帰厩後の時計は坂路3本のみだが、1週前には4F53秒1-1F13秒1(一杯)と、まずまずの数字が出ている。最大の目標に据えている秋の天皇賞で仕上がりのピークに持っていきたい腹づもりがあるにせよ、まずは自分の力を出せるデキには仕上がっていそうだ。前走好騎乗で初タイトルに導いた小牧騎手とのコンビ継続。メンバー最重量である58キロ克服がカギとなるが、前回と同舞台でV2を目指す。
鳴尾記念で2着、関屋記念で2着と好調ぶりが目立つマジェスティハーツ 。ポテンシャルは一級品ながら口向きの悪さが課題でここまでタイトル奪取に至っていないが、前走で装着した特殊ハミ=トライアビットの効果は大きかったようで、かなり真っ直ぐ走れるようになっている。引き続き得意とする左回りの新潟、距離もマイルよりはこのぐらいが良さそうで初重賞制覇のチャンス到来か。夏場の中2週で体調面が焦点だが、8月26日の中間初時計では不動の主戦・森一馬騎手を背に、栗東ウッドコースで躍動。あくまで終いだけ重点で、軽めの調整だったが活気は数字以上のものがあり、一連のいい状態はしっかりキープできているようだ。
前走NHKマイルCでの4着以来、4カ月ぶりのレースになるアヴニールマルシェ。その前走では直線ではラチ沿いを鋭く伸びてはきているがスタートで後手、そして道中でもフワフワする部分があり、さすがに挽回し切れなかった。末脚の破壊力は古馬に相対してもヒケを取らないものがあるはずで、休養で精神面にどこまで進境があったかがカギになりそう。ここでの復帰を念頭に8月上旬からじっくり乗り込まれており調整はひとまず順調だ。“藤沢和流”で馬なり中心のメニューなだけに時計面こそ派手ではないが、年長馬相手に追走同入を連発しており気迫の面では態勢整っているよう。いささか太めに映るが、あとひと追いでスッキリするだろう。初の2000mだがスタートに不安があるだけに、距離延長は追走が楽になるぶんいい方に出そうだ。ハンデ53キロも有利に働くはず。
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