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藤田伸二騎手が現役引退を表明

2011年ドバイワールドC(写真右、トランセンド)をはじめ、たくさんの感動をファンに与えてくれた藤田騎手が引退を表明した

JRA通算1918勝、現役5位のトップジョッキー、
藤田伸二騎手が現役引退を表明

9月6日の札幌競馬場で、この日のレースを終えた藤田伸二騎手が、JRA騎手としての現役引退を表明した。
 現役25年目のトップジョッキーからの突然の発表だった。生まれ故郷でもある北海道で、今年の札幌開催最終日に下した大きな決断??。UMAJiN.netの特設ページ(PC)(※スマートフォンの方はコチラ)に、藤田騎手本人による直筆引退メッセージを掲載している。

 藤田伸二騎手は、1991年に栗東・境直行厩舎からデビュー。1年目から39勝(重賞含む)を挙げて最多勝利新人騎手賞を獲得すると、2年目にタケノベルベットでエリザベス女王杯を制し、早くも初GIを手にした。さらに96年にはフサイチコンコルドで日本ダービー優勝。24歳の若さでダービージョッキーの仲間入りを果たした。その後もシルクジャスティス、シルクプリマドンナ、ローレルゲレイロなどでGI勝ちを収めるなど、大舞台で存在感を示すだけでなく、2002年以降は6年連続で年間100勝をマークし、トップジョッキーの地位を不動のものとした。

11年のドバイワールドカップでは、トランセンドに騎乗し2着。東日本大震災直後の日本列島に優勝したヴィクトワールピサとともに感動を呼んだシーンは今なお記憶に新しい。

さらに、クリーンな騎乗を心がけるとともに、高い騎乗技術を持っており、制裁を受けることがほとんどないことから“ミスターフェアプレー”としても知られ、04年に特別模範騎手賞を史上最年少で受賞。10年には2度目の受賞もしている。

通算成績は、JRAで1918勝(歴代8位)、うち重賞93勝(GI17勝)。

 また、騎手以外の活動でも、「特別模範男」(宝島社)、「騎手の一分」(講談社現代新書)など8冊の著書を世に送り出しベストセラーに。公式ブログで積極的に騎手のプライベートを公開、ファン交流イベント「飲んだらよろしいやん」を自身で企画し、全国各地で行うなど、プロデューサー、執筆家としても活躍。ファンサービスを大事にする代表的なジョッキーだった。

なお引退後は、株式会社ON THE BITプロデュースにより、応援してくれたファンへの恩返しをしていく予定とのこと。その詳細は、明らかになり次第発表されていく。

▽藤田伸二騎手現役引退特別ページはコチラ
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