【札幌2歳S】アラバスター、プロフェットら有力馬最終追い

9月5日に札幌競馬場で開催される札幌2歳S（GIII、芝1800m）に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

GI馬レーヴディソールの仔アラバスターは、札幌ダートコースで菱田騎手を背に、古馬500万下を追走。馬なりの相手に対し、ラストで懸命に追われたアラバスターは届かず1馬身遅れの入線となった。相手は稽古駆けする年長馬で、かつ追走差があったとは言え仕掛けられての反応の鈍さが響いた格好。ギアがかかってからの気迫はまずまずのものがあったが、前走からの上積みは案外といったところだ。

近親にトゥザヴィクトリーらがいるプロフェットは、札幌芝コースで2歳未勝利馬と併せ馬。終い軽く仕掛けられるとスッと反応し、脚色優勢で半馬身の先着を果たしている。前走時にある程度仕上がっていたが、この中間で更に状態をアップしてきた印象だ。

コスモス賞を制し2戦2勝のラヴアンドポップは札幌の芝コースで、後方から来る2歳未勝利馬を迎え撃つ形の最終リハ。脚色で圧倒する“おいでおいで”状態から、楽に同入を果たしている。中2週だが、中間2本の併せ馬を消化できているように疲れはなく更に状態を上げてきているようだ。

新馬戦を好タイムで逃げ切ったリアルキングは四位騎手を背に札幌ダートで単走のメニューを消化した。中1週ながら長めスタートで、ラストはしっかり追われる意欲的な内容だったが、テンよし終いよしの走りで駆け抜けた。初戦快勝の反動は皆無で、使われた上積みをかなり大きく見込んでいい。

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