【小倉2歳S】シュウジ、コウエイテンマら有力馬最終追い

9月6日に小倉競馬場で開催される小倉2歳S（GIII、芝1200m）に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

中京2歳Sを勝ち、目下2戦2勝のシュウジ、は、栗東坂路で小牧騎手（レースは岩田騎手）が跨り、古馬500万下と併せ馬。互いに馬なりで派手さこそない内容だったが、シュウジは年長馬に対し怯むところなく抜群の折り合いから軽快に伸びてみせた。高いレベルでの好調をきっちり維持して臨めそうだ。

フェニックス賞の勝ち馬コウエイテンマは、和田騎手が手綱を握り同じくこのレースに出走するクリノシャンボールと栗東坂路で併せ馬。クリノが先行する形で進み、これを余力十分で抜き差って先着を果たしたコウエイに軍配という形でスパーリングを終えている。コウエイは小倉帰りの中2週で再度小倉遠征とハードなローテになるか、前走が楽勝だったためか上昇度はかなりありそう。対しクリノは中3週になるが、この最終追いが中間唯一の時計であり、上積みは強調しづらい。

デビュー戦はシュウジの2着。2戦目の前走で勝ち上がったレッドカーペットは、8月23日の調教で古馬1000万下に対し追走同入、8月26日には4F51秒4の猛時計を叩き出しており、輸送を控えた今週は栗東坂路を単走のメニュー消化。終いをしっかり伸ばされ、4F56秒6-1F12秒2（一杯）と抜群の切れ味を披露している。デビューからの2戦はやや太めだったが、現状は体をすっきりと見せており上積みはかなり大きそうだ。

前走、デビュー2戦目の小倉芝1200m戦を快勝したサイモンゼーレは、栗東坂路を終い重点に追われ4F54秒9-1F12秒4（馬なり）をマークした。軽く仕掛けられただけで機敏に反応し、体をグッと沈めて加速できたあたり、体が絞れて上昇気配にあった前走時より更に良化を果たしてきている印象だ。

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