おしらせ
【今週の重賞】[エプソムC]1800m巧者のダーリントンホールが重賞2勝目を狙う
■6月12日、東京競馬場で第39回・エプソムC(GIII、芝1800m)が行われる。
ダーリントンホール(牡5、美浦・木村)は2020年の共同通信杯以来となる重賞2勝目を狙う。その後順調さを欠き伸び悩んだが、ノド手術明けの昨秋富士Sでソングラインに0秒5差5着、2走前の洛陽Sで2着と復調の兆しを見せる。そして前走のダービー卿CTは1番人気で3着と結果的には人気に応えられなかったが、追走に苦労することなく中位でしっかり折り合って末脚を繰り出せたことは素直に評価すべきだろう。キャリア2勝はこの1800mで挙げていて、馬券圏外に凡走したこともない。共同通信杯以来のタッグを組むC.ルメール騎手を背に、得意の東京に戻れば反撃は可能だ。
ザダル(牡6、美浦・大竹)は昨年の覇者。今年初戦の京都金杯では上がり最速の末脚を繰り出し重賞2勝目を挙げて好スタートを切ったかに思えた。しかし、前走のダービー卿CTではゲート内で立ち上がり、出遅れて後方から追走に脚を使ってしまうチグハグな競馬で10着に敗れてしまった。相変わらずゲート難は解消されないが、こちらも1800m戦では【2.0.1.1】と安定して走れており、このメンバーなら適性は上位。ここで巻き返してもおかしくはない。
ジャスティンカフェ(牡4、栗東・安田翔)は、これまで【4.3.1.1】と安定した走りが続いており、掲示板を外したのは初重賞挑戦となったアーリントンCの13着だけ。2走前から横山典騎手にスイッチし、2勝クラス→3勝クラスと条件戦をノンストップでクリアしている。控えて脚を溜める競馬が板についてきており、前走の湘南Sでもリッケンバッカーやルペルカーリアなど重賞好走馬が相手だったが、1頭だけ上がり32秒台の末脚を繰り出して3馬身差の勝利を挙げた。馬が覚醒した感もあるだけに、ベストの舞台で一気の重賞制覇があってもいい。
ほかにも重賞連続好走中のタイムトゥヘヴン(牡4、美浦・戸田)、2020年のきさらぎ賞勝ち馬で、怪我による長期休養から2年ぶりにターフに戻ってくるコルテジア(牡5、栗東・鈴木孝)、昨年の府中牝馬Sで差し切り勝ちを収めたシャドウディーヴァ(牝6、美浦・斎藤)など、重賞実績馬も多数参戦。面白いレースとなりそうだ。
(Text:Nishidate)
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