おしらせ
【神戸新聞杯】リアルスティール 迫力を一段と増しての復帰戦
9月27日、阪神競馬場で3着馬までに優先出走権が与えられる菊花賞トライアル・神戸新聞杯(GII、芝2400m)が行われる。
デビュー戦を制したあと、2戦目で重賞の共同通信杯を制したリアルスティール。出世レースと言われるこのレースをキャリア1戦の身で制したこと自体、器の大きさを証明するものだし、そこで退けたのが後の2冠馬ドゥラメンテだから、間違いなくこの世代トップクラスの力量の持ち主だ。皐月賞では2着、ダービーはレース中に骨折した影響もあってか4着に終わり春は無冠に終わったが、ドゥラメンテが戦線離脱したこの秋はもう負けられないところだ。骨折は軽度だったとのことで、7月下旬には放牧先で乗り込みが再開できたほどだった。予定通り9月初頭に栗東へ帰厩。プール調教を挟みつつのスロー調整ではあるが、13日の追い切りでは馬なりで栗東坂路4F51秒7と好時計をマーク、福永騎手が感触を確かめた17日の1週前追いではウッドで古馬1000万下を子供扱いで一蹴するなどほぼ万全のデキにある。馬体のボリュームもグンとアップし、迫力を一段と増しての復帰戦。まず勝ち負けだろう。
レッドソロモンは3月の若葉Sを制したが、骨膜炎の影響で春はクラシック本番進出を自重せざるを得なかった。5カ月の休養でじっくり立て直され、脚元の不安は一掃。復帰戦だった前走は先頭に押し出される誤算がありながら、古馬相手に3着と健闘してみせた。上々の滑り出しだったと言えるし、ブラス16キロでの出走だったが太め感はなく成長分も含めこれぐらいがベスト体重だろう。ウッドでの1週前追いでは終い重点に伸ばされ、抜群の瞬発力から3歳未勝利馬を8馬身千切っている。休養明けを使われての反動は皆無で、かなりの上積みを見込んで良さそうだ。
リアファルにとって前走が自身初となる芝のレース、かつ古馬との初対戦だったが主導権を握って折り合いよく進むと、直線でもしっかり弾け後続を突き放す完勝を収めた。パワータイプの脚質が渋った馬場とフィットしたにせよ、連勝中で勢いのあったマローブルーやイサベル、そして次走で重賞を制するアズマシャトルを退ける内容だっただけに、一定の評価は必要だろう。中間は短期放牧でリフレッシュされ、ここを目標に調整は順調。もとより稽古駆けするタイプではあるが、1週前は体重の重い助手騎乗で栗東坂路4F50秒8(一杯)の猛時計をマークしており、仕上がりは文句なし。陣営は「良馬場でも走れる」と、意気込みを隠さない。
祖母がノースフライトという良血で新馬戦、500万特別とデビューから無傷の2連勝を飾ったキロハナだが、3月の毎日杯を視野に入れたところで骨折リタイヤ。春シーズンは全休の憂き目に遭ってしまった。幸い負傷は軽度のものだったらしく、8月下旬の帰厩後は順調に調整が進められている。2週前はサトノラーゼン、1週前はサトノノブレスと厩舎の誇る骨っぽい相手とスパーリングを消化。ラストの鋭さに関してはやや物足りない印象があるが、体の張りなどは申し分なくあとひと追いで仕上がってきそうだ。
マッサビエルは6月の1000万条件戦で古馬と初対決。スタート直後に接触する不利はあったものの、なんなく挽回し直線では1頭だけ次元の違う脚で勝ち切ってみせた。間違いなく重賞でも通用の器。関東馬だが、器用さが求められる中山のセントライト記念よりは、ということで陣営サイドは外回りのここを復帰戦に選んだよう。ただし1週前のウッド追いは渋った馬場の影響があったにせよ、素軽さに欠けていた感がありやや追い不足の印象が。今週ビシッと追われ、どこまで変わってこれるかだろう。
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