おしらせ
【毎日王冠】スピルバーグ、エイシンヒカリら有力馬最終追い
10月11日に東京競馬場で開催される毎日王冠(GII、芝1800m)に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。
昨年の天皇賞・秋を制したスピルバーグは美浦坂路で3頭併せ。前後に条件馬を置く形で余力たっぷりに進み、そのままそれぞれと同入に持ち込む静に徹した内容だった。時計は4F56秒0-1F13秒3(馬なり)。海外遠征からの休養明け、美浦への帰厩後はこれで8本の併せ馬を消化しており、順調そのものだ。目標が先にある分ピークの仕上げではないが、恥ずかしくない競馬はやれる態勢にある。
今年6月のエプソムCを勝っているエイシンヒカリは、栗東ウッドで武豊騎手を背に単走の最終調整を行った。序盤は抜群に折り合って進むと、軽く促されただけでラストに鋭い伸びを披露し、6F82秒9-1F12秒0(馬なり)の好タイムをマーク。1週前に長めからのハード追いを課したのが奏功してか、グンと状態を上げてきたようだ。4カ月ぶりだが、万全のデキで臨めそう。
札幌記念を制したディサイファは、美浦坂路に入り単走メニューを消化した。1週前でしっかり負荷をかけており、この日は序盤馬任せに進める内容。ラストでまずまずの伸びを見せ、4F54秒6-1F13秒3(強め)を計時している。やや太めを残しており、ラストに手が動いたあたり絶好のデキとまでは言い切れないが、まずは自分の力を出せる状態だろう。
今年3月の中山記念(5着)以来のレースになるイスラボニータは、美浦ウッドでオープン馬シャイニープリンスを8馬身追走するハードトレを敢行。落ち着いた走りで目標との差を詰めると、インに潜り込んだ直線で力強く抜け出し2馬身の先着フィニッシュを果たした。ゴール前で脚色が鈍り鞍上蛯名騎手の手が動いたが、1頭になってソラを使ったもの。懸念視は不要だろう。昨年セントライト記念で秋の復帰戦を迎えた時に比べると調整過程で若干見劣るが、なんとかいい状態に持ってこれたようだ。
前走七夕賞を勝ったグランデッツァは福永騎手を背に栗東坂路を単走。終い重点に追われステッキが数発入ったが伸び切れず、最後の2Fを12秒7-13秒9の失速ラップで終えている。年齢的に稽古で走らなくなってきているとは言え、これで2週続けて騎手騎乗ながらラストで失速。きっちり負荷をかけることができているのは体調に不安なし、の証だが気迫の面ではやはり不安の残る状態。ここを使ってからか。
12着だった安田記念以来のレースになるリアルインパクトは“堀厩舎流”のウッド4Fから流す最終調整。格下2頭に対し貫禄の違いを見せつけるかのように脚色優勢で同入に持ち込んでいる。熱発で2週前追いをパスする誤算はあったが、それを感じさせない上々の仕上がりだろう。
3歳馬アンビシャスはM.デムーロ騎手を背に栗東坂路で先輩オープン馬ヒストリカルと最終スパーリングを敢行。脚色劣勢での遅れ入線に終わったが稽古駆けする相手に対し懸命に食い下がり、アタマ差だけ遅れたもの。時計は4F52秒3-1F12秒9(一杯)で、数字が出にくい時間帯だったことを考えれば上々だ。1週前にも好タイムを叩き出しており、緩んだ雰囲気は皆無。いいデキにある。
昨年のマイルCS覇者ダノンシャークは、栗東坂路で岩田騎手を背に最終追い。1秒以上先に行った古馬500万下を貫禄の走りで追い詰め、抜群の手応えを保ったまま追い抜き半馬身先着した。タイムは4F52秒2-1F12秒2(馬なり)。落ち着き、切れ味ともにさすがGI馬を感じさせるもので、中間は重賞馬スマートレイアーを弄ぶ稽古を消化するなど調整過程も文句なしだ。さっそく力をフルに出してきそうな雰囲気にある。
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