おしらせ
【毎日王冠】スピルバーグ 東京なら崩れない
10月11日、東京競馬場で毎日王冠(GII、芝1800m)が行われる。当初の出走予定馬のうち今春の安田記念を勝ったモーリスは体調不良で、宝塚記念2着だったデニムアンドルビーは屈腱炎による戦線離脱でそれぞれ回避となったが、それでもGI馬4頭を含む登録馬13頭全てが重賞ホースという豪華メンバーによる激突。秋の大舞台へ向け、好発進を決めるのはどの馬か。
昨年の天皇賞・秋を制したスピルバーグが始動戦を迎える。東京芝では【6.1.3.1】。年明け6戦目で疲れがあり、スタートで大きくアオッてしまい14着に終わった日本ダービー以外、崩れずに走ってきた。昨年のこのレースも直線で接触する不利がありながらクビ+クビ差の3着と力を出している。今回は海外遠征(プリンスオブウェールズSで6着)帰りとあって馬体はいささか太め、まだ攻め込めていない印象の調整だが恥ずかしい競馬にはならないはずだ。
ディサイファは今年中日新聞杯、札幌記念で重賞2勝。早くから素質は評価されていた馬だが、ここへ来ていよいよ完成の域か。昨年のエプソムC覇者で、昨年の毎日王冠は勝ち馬からクビ+クビ+ハナ差の4着。ベスト条件と言える舞台でGIへの足掛かりを掴みたい。中間、札幌遠征帰りだが疲れは見せず坂路調教では躍動した姿を見せている。1週前はビシッと追う意欲的な内容だったが、最後までブレることなくキッチリと伸び切った。ラスト1F13秒4で、現状の時計が出ない馬場を考えれば優秀。馬体減りもなく、いい状態をキープできている。
エイシンヒカリは前走エプソムCでサトノアラジン、ディサイファらを退け重賞初制覇。圧倒的なスピードと昨年10月の東京戦アイルランドTで外ラチ沿いに向かって走ってしまったように、左回りコースでは右に大きくモタれる怖さが同居する大器だが、モタれる点に関しては前走でいくぶんマシになった姿を見せた。夏の間は休養。ここを復帰戦に見定め、きっちり逆算しての調整が進んでいる。1週前、武豊騎手が跨ったウッド調教が実質の最終追いだったが、長めから景気良く進みながらラストもしっかり伸びるテンよし終いよしの好内容。いきなり力を全開にできそうな雰囲気だ。
イスラボニータは中山記念5着後、脚元に不安を生じ結局安田記念など春はすべて見送り。じっくり休養をとって立て直されている。8月下旬に帰厩し、時計は9月2日から。以来、順調そのものの過程で復帰に向けての調整が進んでいる。1週前はウッドチップコースに入り、蛯名騎手が騎乗して2頭を大きく追い掛ける意欲的な内容。折り合い良く進み、ラストで気合いを入れられるとこの馬本来の鋭い伸び脚を見せてそれぞれにキッチリと先着。初めてビシッと追ったが反応は絶好で、今の重い馬場でのラスト1F12秒6はかなり優秀と言える。これでほぼ万全のデキに仕上がったようで、今週はサラッとやる程度で大丈夫。昨年の復帰戦セントライト記念をきっちり勝ち切ったように鉄砲は苦にしないし、東京は【4.1.1.1】で舞台設定も申し分なし。いい復帰戦になりそう。
前走七夕賞勝ちで重賞3勝目を挙げたグランデッツァは、その後のサマー2000シリーズを見送り休養に。芝1800mの日本レコードホルダーが秋の飛躍を期しここから始動する。しかし帰厩してからの気配はいまひとつ。福永騎手が騎乗した1週前の坂路追いではテンに飛ばしたぶんラスト1Fで13秒9(一杯)と失速するチグハグな内容に終わっている。今週のひと追いでどこまで変わってこれるか。
3歳馬アンビシャスは2月の共同通信杯が初の重賞挑戦で、リアルスティール、ドゥラメンテに続く3着に入ってみせた。続く毎日杯で3着、プリンシパルSで優勝。そして前走ラジオNIKKEI賞はトップハンデだったがそれを苦にせず2着に3馬身以上の差をつけての快勝を収めている。GI出走こそないものの、世代トップクラスの力の持ち主なのは間違いないだろう。M.デムーロ騎手が騎乗したオープン馬相手の1週前調教では坂路4Fの自己ベストを1秒縮める51秒0(一杯)を叩き出し3馬身の先着。脚質的に展開頼みな部分はあるにせよ、こと状態面に関しては初の古馬相手でも互角以上にやれそうな雰囲気がある。
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