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【重賞完全攻略データ】秋華賞(GI)を徹底分析!
3歳牝馬3冠の最終戦。最後の栄冠をつかむのは、春の実績馬か、それともひと夏を越して急成長を遂げた上がり馬か? 2005年以降のデータを参照しながら攻略ポイントを探っていきたい。
まずは春のクラシックに出走した馬(桜花賞とオークスどちらのみ出走していた馬を含む)と不出走だった馬の成績を比べてみよう。
●春のクラシックに出走していた馬
【8.8.6.97】勝率6.7% 連対率13.5% 複勝率18.5%
●春のクラシック不出走馬
【2.2.4.53】勝率3.3% 連対率6.6% 複勝率13・1%
桜花賞あるいはオークスに出走した馬は、春の時点で賞金を加算している場合が多く、故障やよほどの調子落ちがない限り、秋華賞に出走してくる。そのため出走数自体は多いが、さすが実績馬だけに、勝率と連対率は春のクラシック不出走馬(以下:不出走馬)とはほぼダブルスコアの開きがある。とはいえ、秋華賞の上位3頭が春のクラシック出走馬(以下:春の実績馬)に独占されたのは、近10年で2006、2007、2009、2010年の4回。残る6回は春の実績馬と不出走馬の組み合わせで、近4年では最低1頭は不出走馬が絡んでいる。総合的な能力で考えれば不出走馬が上位独占することは考えづらいので、今年も春の実績馬の上位独占か、春の実績馬と不出走馬の組み合わせのどちらかになるはずである。
さて、桜花賞とオークスのどちらも出走した馬で、秋華賞3着以内に入った馬の桜花賞とオークスの成績は、
[1着馬]
桜花賞 :4着・1着・10着・2着・1着・1着・10着
オークス:2着・1着・4着・2着・1着・1着・1着
[2着馬]
桜花賞 :1着・4着・6着・8着・2着・3着
オークス:3着・7着・10着・4着・4着・2着・8着・1着
[3着馬]
桜花賞 :14着・2着・1着・5着・2着
オークス:2着・1着・6着・3着
該当馬は15頭いて、そのうち5頭は桜花賞とオークスが同着順(1着か2着)で、7頭が桜花賞よりもオークスで着順を上げ、残る3頭も桜花賞からオークスで着順を1つしか下げなかった。つまり、桜花賞とオークスのどちらも出走した馬なら、オークスで着順を上げているか、着順をギリギリ維持していることがベターとなる。京都の芝2000mの内回りコースは直線が短いため、上位クラスになるほど先行争いが激化してペースが速くなり、差し馬が台頭する。さらに走破時計も例年速い。秋華賞はスピード優位の印象が強いが、印象よりもずっと底力とスタミナを必要とするレースなのである。
また、桜花賞とオークスのどちらかだけに出走して、秋華賞で3着以内に入った馬は7頭。このうちの2頭はオークス馬とダービー馬で芝2400mの好走実績があり、残る5頭中4頭は前哨戦のローズSで2着以内。タフな阪神芝中距離戦の好走でスタミナを証明するとともに、好調を維持したまま本番を迎えたことがわかる。
続いては過去10年で8頭が3着以内に好走している不出走馬、いわゆる夏の上がり馬の扱いを見ていきたい。秋華賞の絶対的なステップレースといえばローズSである。連対馬20頭中15頭、3着以内30頭中19頭を輩出と、まさに独壇場だが、ローズSを使って本番で好走した不出走馬はキョウワジャンヌとタガノエトワール2頭のみ。この2頭のようにローズSで上位に入った不出走馬は本番でも注目なのだが、それよりも残る6頭のステップがかなり多彩で興味深い。
[2005年]
3着:ニシノナースコール/五頭連峰特別(1000万)1着
[2008年]
3着:プロヴィナージュ /シリウスS(GIII)16着
2011年]
1着:アヴェンチュラ /クイーンS(GIII)1着
[2012年]
3着:アロマティコ /ムーンライトH(1600万)3着
[2013年]
2着:スマートレイアー /夕月特別(1000万)1着
[2014年]
1着:ショウナンパンドラ/紫苑S(OP)2着
さすがにダート戦しか実績がなかったプロヴィナージュをデータから捕捉することは不可能だが、残る5頭には共通点があった。それは「古馬混合の芝のレースで最速上がりを使って勝っていた」ということ。
ニシノナースコール/五頭連峰特別(1000万)1着/上がり32秒9
アヴェンチュラ /漁火S(1600万)1着/上がり35秒4
アロマティコ /西海賞(1000万)1着/上がり33秒3
スマートレイアー /夕月特別(1000万)1着/上がり34秒1
ショウナンパンドラ/糸魚川特別(500万)1着/上がり33秒6
先ほども述べた通り、秋華賞は先行争いが激化してペースが速くなり、差し馬が台頭する傾向がある。アヴェンチュラは先行しての横綱相撲だったが(当時の馬場は稍重)、残る4頭は差し・追い込みの好走。良馬場で自慢の切れ味が炸裂したかっこうだ。不出走馬は過去の古馬混合戦の内容を要チェック。上がり最速勝ちを一度でも記録していたら迷わず買っておきたい。
最後にジョッキーの傾向を少しだけ述べてみる。秋華賞で3着以内を3回以上記録しているジョッキーは3人いる。
岩田康誠 【3.1.0.3】 勝率42.9% 連対率57.1% 複勝率57.1%
武豊 【1.1.1.7】 勝率10.0% 連対率20.0% 複勝率30.0%
福永祐一 【0.2.1.7】 勝率0.0% 連対率20.0% 複勝率30.0%
武豊騎手と福永騎手は毎年参戦しているが、武豊騎手が馬券になったのはすべて2番人気馬。福永騎手は8番人気の穴馬で2着があるが、近年は穴馬で惨敗、2・3番人気馬で期待を裏切る競馬が続いている。注目は岩田騎手で、2番人気以内で連対率100%もさることながら、11番人気でも優勝している。狙うべきポイントは当日の枠順。力が圧倒的に違ったジェンティルドンナ以外はすべて4番枠だった。彼の得意の直線イン突きは大レースになるほどよくハマる。
★★★ 目指せ100万円!【ウマオネア】 今回のお題は「【秋華賞(GI)】の勝ち馬を当てろ!」です! ★★★
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