おしらせ
【富士S】使われた上積みはかなり フルーキー
10月24日、東京競馬場で富士S(GIII、芝1600m)が行われる。
フルーキーは昨年12月のオープン昇級初戦、チャレンジCで勝ち馬トーセンスターダムにクビ差の2着(同着)。以降、重賞では崩れることなく常に僅差の走りを見せてきた。休み明けだった前走ポートアイランドSを快勝し、この秋は好発進を決めている。その前走は自己最高(タイ)の馬体重486キロでの出走だったように、完調の手前の仕上がりと思えたがオープン特別では力が違うと言わんばかりの勝ちっぷり。GIIIにしては豪華メンバーの一戦となったが、秋に1度使われた勢いを強みに重賞初制覇を成し遂げたいところだ。中間は稽古駆けするオープン馬エックスマークと同入するなど素軽さ満点の動きを披露しており、使われた上積みはかなり大きそうだ。東京コースは2月の東京新聞杯でヴァンセンヌにクビ+クビ差の3着、6月のエプソムCでエイシンヒカリに0秒2差の4着とまったく苦にしていないのもいい。
オープンへの昇級初戦だった5月のモンゴル大統領賞を2着に1馬身3/4差をつけ快勝したサトノアラジンは、続くエプソムCでエイシンヒカリにクビ差の2着。共同通信杯では3着に入るなど、早くから素質は評価されていた存在だがここへ来ていよいよ本格化の兆しを見せている。4カ月半の休み明けとあって、まだ若干体に余裕は感じられるがサトノラーゼン、ワールドエースら厩舎が誇る一流馬に対し優勢の動きを連発。いい状態で復帰できそうだ。
今年のNHKマイルCを勝ったクラリティスカイは今回古馬との初対戦。斤量は57キロで、楽ではない戦いとなるが東京マイルではGIのNHKマイルC、いちょうSではレコード勝ちと抜群の強さを誇っており、互角にやれていいだろう。ただし9月中旬から乗り込まれている割には気配は上がって来ておらず、1週前追いでは3歳1勝馬にアオられてしまった。1日、8日、15日ときっちり負荷を掛けた効果が出てきて欲しいところで、今週どこまで動けるかに注目だ。
カレンブラックヒルは前走中京記念でトップハンデ58.5キロを課せられ、1番人気7着という結果だった。直線手応えの割に伸び切れなかったあたり、さすがに斤量がこたえた印象だがそれでも着差は0秒2で、地力の衰えは感じられない。今回も58キロでメンバートップ(タイ)の斤量だが別定になる分、与しやすいはずだし今年の小倉大賞典はこの斤量で快勝している。GIを勝った舞台でもあり、前進は可能だろう。1週前追いは栗東坂路で4F52秒9-1F13秒4(一杯)をマーク。いつもより終いを要した印象だが、時計の出にくい現状の馬場でよくまとめたと考えていい。数字以上の前進気勢を感じさせており好仕上がりだ。
昨年の朝日杯FSを制したダノンプラチナは半年ぶりの復帰戦となる。当初は京成杯AHでの始動が視野にあったようだが8月下旬の帰厩後なかなか状態が上がらず、馬体が減っていたこともありそこから無理せず時間を掛けて調整されていた。その甲斐あって、ここに来てようやくこの馬らしい迫力ある動きを見せている。1週前追いは2頭を追い掛ける形だったが、直線は軽く仕掛けた程度でグンと加速。それぞれを楽に千切ってみせた。まだ馬体に緩さはあるが、格好はつく仕上がりにある。GI馬だが2歳時の成績は別定斤量に反映されないため、54キロで出走できるのはいい材料だ。
ヤングマンパワーは関屋記念で3着、京成杯AHで3着と古馬相手に健闘。使われている順調さは大きなアドバンテージで、それを証明するかのように中間は美浦ウッドで躍動している。叩き3戦目で目下ピークのデキか。相手は強くなり、別定で斤量も増すが渋太く上位争いに加わってきそうだ。
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