おしらせ
【今週の重賞】[ユニコーンS]ダート路線の登竜門に好メンバーが勢揃い!
■6月19日、東京競馬場で第27回・ユニコーンS(GIII、ダ1600m)が行われる。過去10年の勝ち馬を見ると、カフェファラオ、ワイドファラオ、ルヴァンスレーヴ、サンライズノヴァ、ノンコノユメといずれもその後GI級レースを制しており、ダート路線の登竜門と言えるレースだ。
ハセドン(牡3、栗東・安田翔)は、5月に行われた青竜Sの勝ち馬。昨年11月の2歳新馬(東京芝2000m)でデビューしたものの、出遅れた上に切れ負けして6着に惨敗。すぐさまダート路線に矛先を替え、翌月に行われた2歳未勝利(中京ダ1800m)で3馬身差快勝と、才能が一気に開花。いずれも後方から差す競馬で、未勝利-1勝クラス-青竜Sをノンストップでクリアしてきた。なかでも前走の青竜Sは4コーナーを過ぎても最後方という絶望的なポジションからの競馬だったが、1頭だけ別次元の末脚を繰り出して見事に差し切り、ポテンシャルの高さを見せつけた。トモがまだ緩いため、ゲートは相変わらず遅いが、展開さえ向けばこのメンバーでも差し切りの可能性は十分にある。
リメイク(牡3、栗東・新谷)は、これまで【4.0.1.1】と今回登録しているメンバーのなかで最多の4勝を挙げており、デビュー以降で掲示板を一度も外したことがない。2走前から福永騎手にスイッチし、昇竜S-端午Sとオープンを2連勝。いずれも2着馬に2馬身差以上つける完勝劇だった。どのポジションでも競馬が出来ることも強みだが、今回は初のマイル戦となるだけに距離延長が課題となりそう。父ラニにJRA重賞初勝利をプレゼントできるか。
ジュタロウ(牡3、栗東・河内)からも目が離せない。昨年11月にデビューを迎えたが、衝撃的だったのはその内容。好スタートから2番手で先行し、3コーナー過ぎで先頭に立つとスピードの違いで後続馬に圧倒的な差をつけて2着馬に2秒4差をつけて勝利。1分53秒6という勝ちタイムは2歳戦では破格の数字で、過去にユニコーンSを制してきたルヴァンスレーヴ(1分54秒8)、ゴールドドリーム(1分54秒0)の2歳時点のダ1800m戦勝ち時計と比べても遜色なく、むしろ余力十分だったことを考えると「それ以上」と評することもできる。米ダート最強馬アロゲートの産駒ということを踏まえても、素質は世代ナンバーワンだろう。ここでやれても不思議ない。
ほかにも、ヒヤシンスSの勝ち馬・コンバスチョン(牡3、美浦・伊藤圭)、兵庫JG勝ち、サウジダービー2着の実績を誇るセキフウ(牡3、栗東・武幸)、デビューして全5戦を東京で走っているヴァルツァーシャル(牡3、美浦・高木)に加え、NHKマイルCにも出走し今回が初ダートとなるインダストリア(牡3、美浦・宮田)とタイセイディバイン (牡3、栗東・高野)ら芝での重賞好走馬も多数参戦。今後のダート路線を占う意味でも要注目だ。
(Text:Nishidate)
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