おしらせ
【ジャパンC】ラブリーデイ 気配は申し分なし
11月29日、東京競馬場でジャパンC(GI、芝2400m)が行われる。
今年6月に宝塚記念を制したラブリーデイ(牡5、栗東・池江)は、この秋京都大賞典、そして天皇賞・秋を制覇。目下GIを2つ含み重賞4連勝中。押しも押されもせぬ古馬エース格であり、ここも断然の主役として臨むことになる。有り余るエンジン性能に精神面の成長が追いついての、目下の充実ぶり。流れに乗ってピタッと折り合えている現状から、前走からの2F延長もまったく問題なくこなしてみせるだろう。前走で仕上がっており、中間は馬なりオンリーの調整過程だが、併せ馬では抑え切れないほどの気迫を出しており、気配は申し分なし。絶好の状態を維持。
ミッキークイーン(牝3、栗東・池江)は桜花賞除外の鬱憤を忘れな草賞快勝で晴らし、勇躍挑んだオークスでは別格の瞬発力を発揮し快勝した。この秋は秋華賞を制して2冠を達成。エリザベス女王杯も視野にあったようだがオークスを勝ったのと同舞台、そして斤量も53キロで出られることから陣営はここへの進出を決めている。古馬牡馬相手は初となるが斤量の有利さ、そしてシチュエーション問わず常にハイレベルの末脚を繰り出せるタイプで、いい意味での相手なりの走りはできるはず。浜中騎手が跨った1週前追いでは終いだけ重点だったが、しっかり折り合った後併せた相手を脚色圧倒でパス。GIを走ったダメージは少なそうで、一連の好調をキープできているようだ。
過去GIを6勝とゴールドシップ(牡6、栗東・須貝)の実績は圧倒的だが、“気分屋”でまさかの凡走もたびたび。競馬ファン泣かせの、この超個性派は今回のジャパンC、そして年末の有馬記念の2戦を走って引退することが明言されている。10月中旬から入念に攻められており、11月に入ってからはハードな併せ馬を消化。1週前のウッド調教では、古馬1000万下との追い比べで気迫を前面に出し突き放している。稽古の手綱を取ったのは横山典騎手で馬自身、実戦が近いことを悟ったかのようだ。宝塚記念以来、5カ月ぶりとなるが状態に関しては問題なし。あとは走るほうに気分が向くかどうか。
同期のヌーヴォレコルトに対し、切れ味の違いを見せつけるようにオールカマーを快勝したショウナンパンドラ(牝4、栗東・高野)は、続く天皇賞・秋で不利とされる外め枠スタートから0秒2差の4着。今回も牡馬相手のGI参戦だが、上位争いに加わっていい存在だ。3着だった宝塚記念、そしてオールカマーを見る限り序盤でゆったり運べるぐらいの距離が良さそうで、前走からの2F延長は大きな前進材料だろう。前走である程度仕上がっていたため大幅上積みまでは望めないが、1週前では騎手騎乗の併せ馬を坂路で消化できており、体調になんら不安はなさそう。高いレベルでの好調維持。
ここまで重賞未勝利のサウンズオブアース(牡4、栗東・藤岡)だが、昨年秋の菊花賞で上がり最速の脚を繰り出し勝ち馬トーホウジャッカルに半馬身差の2着、3着ゴールドアクターには3馬身半差先着。前走京都大賞典では勝ち馬ラブリーデイに1馬身1/4差と水は開けられたが2着に入っており、戦歴の濃さはGIのここでもそう見劣らない。M.デムーロ騎手が跨ったウッドでの1週前追いで、抜群の内容を披露。叩かれての上積みはかなり大きく、実績上位馬らと互角の走りに期待して良さそうだ。
今年の海外馬はすべて欧州からで、4頭が参戦。4頭それぞれが今年2015年に中距離の芝GIを制しており、各陣営のいずれも本気度は高いと見るべきだろう。なかでもフランスの3歳牡馬イラプト(牡3、仏・F.グラファール)が、最強の刺客と言えそうだ。同馬はデビューが今年4月で、クラシックにこそ参戦しなかったが、デビューから無敗の4連勝で7月に行われた伝統の一戦、芝2400mのGIパリ大賞を制覇した。ひと息入れて秋の2戦は4着、5着だがGIIニエル賞、そしてGI凱旋門賞とハイレベルな相手のもので下を向く必要はない。海外遠征は初経験だが、ここまでキャリア6戦なだけに伸びシロは十二分。父はドバウィで、後の凱旋門賞馬ゴールデンホーンに土をつけたアラビアンクイーンと同じ。血の勢いもあり、一発の可能性は考えておきたい。
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