【ステイヤーズS】ファタモルガーナ、スズカデヴィアスら有力馬最終追い

12月5日に中山競馬場で開催されるステイヤーズS（GII、芝3600m）に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

ファタモルガーナは、栗東坂路を単走し4F54秒3-1F13秒2（一杯）をマーク。時計は目立たないが、これで2週続けてのハード追いを消化できており、このひと追いで態勢は整ってくるだろう。鉄砲巧者でもあり、力は出せそうだ。

スズカデヴィアスは、栗東坂路で単走・終い重点のメニューを消化し4F53秒8-1F12秒5（一杯）と、鋭い切れ味を披露。半年ぶりで、仕上がりひと息だった前走を叩かれ、グンと状態を上げてきている。

メイショウカドマツは、栗東ウッドで古馬500万下を2馬身追走。序盤の行きっぷりはいまひとつだったが、追われたラストではしっかり弾け同入に持ち込んでいる。相手を考えれば大きく先着して欲しかったところだが、一応は格好のつく内容だった。前走からの好調を維持。

アルバートは、R.ムーア騎手を背に美浦ウッドで僚馬2頭を相手に最終スパーを行った。前後に馬を置き2頭の真ん中に進路を取るも、4角での反応はいまひとつ。鞍上が仕掛けてからはまずまずの伸びで同入になんとか持ち込んだが、やや懸念の残る内容だった。この秋は条件戦で2連勝と勢いに乗るが、状態は良く見積もって平行線といった雰囲気。

ネオブラックダイヤは、美浦ウッドで伸びを確認する程度に留まり、古馬500万下相手に馬なりのまま同入フィニッシュ。3カ月ぶりだが、ここまでの調整過程はいささか手緩く、体も太く見せている。ここを使ってからか。

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