コパノリチャードが引退　レックススタッドで種牡馬入りの予定

2014年の高松宮記念（GI、芝1200m）などを制したコパノリチャード（牡5、栗東・宮）が、引退となることがわかった。今後は北海道新ひだか町のレックススタッドで種牡馬になる予定。

本馬は2012年11月にデビュー。初戦で逃げ切り勝ちを収めてなんなく初勝利を挙げると、3走目の白梅賞を快勝しオープン入りを果たす。続く重賞初挑戦となったアーリントンCでは、ラブリーデイやレッドアリオンら、のちの重賞ウイナーらを寄せつけずに完勝。世代上位のスピードを誇示してみせた。しかし、意気揚々と東上し臨んだ皐月賞では13着、続くNHKマイルCでは8着と、大舞台で結果を残すことができず、苦い3歳春シーズンとなってしまう。さらに、ひと息入れられ初の対古馬戦となったポートアイランドSではブービー16着と、3戦連続して精彩を欠く走りが続いた。だが、人気を落として臨んだスワンSでは、後続の追撃を最後まで凌ぎ、2月のアーリントンC以来となる約10カ月ぶりの勝利をマーク。次走のマイルCSでも4着に健闘し、一時のスランプを脱することに成功する。翌年は阪急杯から始動し、2着サンカルロに4馬身差をつけて完勝。そして有力馬の一角としてエントリーした高松宮記念では、不良馬場で他馬が伸びあぐねるのを尻目に、悪路をを味方につけて初のGIタイトルを掴んだ。しかし、その後はピリッとした走りを見せることができず。11月29日の京阪杯（14着）がラストランとなった。

▽【コパノリチャード】
父ダイワメジャー
母ヒガシリンクス
母父トニービン
通算22戦6勝（うち地方1戦0勝）

《重賞勝鞍》
2014年　高松宮記念（GI）
2014年　阪急杯（GIII）
2013年　スワンS（GII）
2013年　アーリントンC（GIII）

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