エーシンジーラインが引退　種牡馬に

2012年の小倉大賞典（GIII、芝1800m）を制したエーシンジーライン（牡10、栗東・坂口）が、本日12月10日付けで競走馬登録を抹消、現役引退となることがJRAより発表された。今後は北海道浦河郡浦河町の栄進牧場で種牡馬となる予定とのこと。

2007年、夏の小倉開催でデビューした本馬は、初勝利を挙げるまでに6戦を要する。当初は番組選びに試行錯誤したようで、芝・ダート、短距離から長めの距離まで、さまざまなレースに出走していた。3歳夏ごろ、芝の中長距離で成績が安定しだすと、3歳7月に500万を、4歳5月に1000万下を、そして6歳1月に1600万下を卒業。初勝利から約3年2カ月、着実にステップアップしていき待望のオープン入りを果たした。昇級後の重賞戦線でも引けをとらず、日経賞で5着、朝日チャレンジCで2着に好走。7歳となった2012年、この年2走目の小倉大賞典に出走すると、当時キャリア3年目だった川須騎手の手綱に導かれ、ついに重賞初制覇を飾る。なお、この勝利は鞍上にとっても初のタイトルだった。2013年からは障害に転向。こちらでは重賞に手が届かなかったものの、計3勝をマークするなど、10歳になる今年まで息の長い活躍でファンを沸かせた。なお、今年12月5日のイルミネーションジャンプS（5着）がラストランとなっている。

▽【エーシンジーライン】
父Giant’s Causeway
母Lady Danz
母父Danzig
通算65戦9勝（うち地方1戦0勝）

《重賞勝鞍》
2012年　小倉大賞典（GIII）

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