米GI4勝のトーナリストが引退、種牡馬入り

先月28日に行われた米GIシガーマイルHの優勝馬でGI4勝を挙げたトーナリスト（牡4、米・C.クレメント）が引退、種牡馬入りすることが分かった。

4歳牡馬トーナリストの通算成績は16戦7勝。同期には二冠馬カリフォルニアクロームや先日疝痛でこの世を去ったシェアドビリーフなどがいる。同馬は2013年11月にアケダクト競馬場でデビュー（4着）すると、翌年最初の出走となった1月のレースで初勝利をマークする。

その後、一戦（2着）を挟んで挑んだピーターパンS（ベルモントパーク、GII、ダート9F）で初重賞制覇を成し遂げると、次走のベルモントS（ベルモントパーク、GI、ダート12F）も制して、二冠馬カリフォルニアクロームの三冠制覇を阻止。秋になってからも、初の古馬との対戦となったジョッキークラブGC（ベルモントパーク、GI、ダート10F）を制するなど、この路線のトップホースの1頭として活躍した。

古馬となった今年は、ジョッキークラブGC連覇や冒頭に挙げたシガーマイルH（アケダクト、GI、ダート8F）制覇など、GI2勝を含む3勝。5着に敗れたBCクラシックを除く、6戦全てで3着以内を確保した。

当初は2016年も現役を続行する予定で、シガーマイルH後にC.クレメント調教師から休養入りが伝えられていたが、急転して引退が決定。父タピットの後継種牡馬として、来シーズンからはケンタッキー州にあるレーンズエンドファームで種牡馬生活に入る。初年度種付料は4万ドル（約480万円）。

※1ドル＝120円で換算。

▽【トーナリスト】
父Tapit
母Settling Mist
母父Pleasant Colony
通算16戦7勝

《GI勝鞍》
2014年　ベルモントS
2014年　ジョッキークラブGC
2015年　ジョッキークラブGC
2015年　シガーマイルH

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